金木犀の香り漂い秋の気配がどんどん深まっていく
虫の声も相和して月の良い季節だ
12日、明日が満月
今日の夜明け前、窓から見た月はホンの少しかけてはいたが
オレンジ色に輝いてとても綺麗だった
今の月は豊穣の月とか
今年の秋はあんまりいわゆる「秋の寂しさ」を感じないのだが
何故だろう、ちょっと不思議な感じ…
このところF・Bで知人たち(女性)が時折京都弁を入れて書いているのが
けっこう面白い (いわゆる「京言葉」ではなく「京都弁」<普段京都人が
使っている言葉>だ)
関西弁と一口に言うけれど
大阪弁・神戸弁・京都弁はかなりニュアンスが違う
またその地方のそれぞれの地域ごとに細かい違いはあるけれど…
「京都弁」とは言わず「京言葉」と言われるところが京都らしい
京都府でも北部の丹後弁(ニュアンスの違いがこれもいろいろあるらしい)は
話し方も言葉のニュアンスも言い回しも全く別物だ(名古屋弁に近い感じ…)
いわゆる「丹後地方の言葉・方言も京都弁だ」と主張している丹後の方がいたが
京都府の言葉を「京都弁」とするならばそれに違いはないけれど
いわゆる「京言葉」「京都弁」言われるものとは、歴史的に見ても文化的に
見てもやはり「それは違う」と言わざるを得ないと思う
勘違いされて戸惑うのは未だに
京言葉=京の花街言葉(五花街で芸者さんや舞妓さんが使う言葉)だ
と思ってる人が現代に至ってもあることだ(特に男性)
ニュアンスは似ているが決してイコールではない
同じような言葉も使うが、我々京都人の日常的な話し方はその人たちが
イメージしている 「大阪弁」に近いのだろう
特にこの頃は「…どす」「どすえ」とか日常的に使われているのを
聞いたことがない
京言葉には宮中の言葉の名残があるとも言われる
(祖母は例えば「小皿」のことを「おてしょう」と言っていた)
「・・・おすなー」、「そうおしやす」、「・・・せなあかんえ」…
耳に心地いい柔らかいそんな京言葉も
小さい頃は日常的に耳慣れた言葉だったのに最近は聞かないなー
中京辺り、京言葉の中心と言われるところは
結構命令形や言い切りがあったりして
時にとっても「きつく」聞こえたりするのも面白い
「そこおすわり!」とお店に入った途端、女主人とおぼしき人から
言われた時にはびっくりして帰りたくなったことも…
ずいぶん前だけれど
京言葉(女の人が使った場合)は関東人だけでなく
大阪でもかなり評判がいい
「いやかなんわあー」ととっさに言ってしまって大いに受けたこともある
今まで言葉遣いでちょっと得してきた感もある、ある・・・
ちょっとびっくりして思わず言葉を発してしまったとき
「初めて生の京都弁聞いた!!」と喜ばれたことも最近あったな
「・・・えー」という何とも響きのいい言葉使いを
ずっと以前には多様してたと思うのに今はすっかり忘れている
知人が何気なく使っているのを聞くと耳に心地よく響く
F・Bで京都弁(普段使ってる言葉)を使ってるのは面白いと思う…
仕事もやめたことだしもっと柔らかい感じで言葉が話せるといいなあ…
なんて秋の徒然に思っている…
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