☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

祇園祭・・・縄がらみ<祇園祭をスケッチする>

2009-07-13 23:24:41 | 徒然・・・祇園祭

7月、京都は祇園祭の季節
祇園祭は宵山や山鉾巡行がクローズアップされるけれど
正味1ヶ月間、神事や儀礼が行われる。
祇園囃子が流れ始めると少し熱っぽいお祭り気分が漂う。
 
10日から山鉾立てが始まった。
まず5つの鉾から。
鉾や山は釘等は一切使わず全て縄で結んでいく。
その独特の美しい結び方を「縄がらみ」という。
 
今年は家人が巡行までの様子をスケッチすると言うので
四条方面に出かけている。
観光客も増え始めていた。
 
10日は月鉾・函谷鉾・鶏鉾・菊水鉾・長刀鉾が立ち始めた。
作業をする人たちの服装もそれぞれ鉾によって違う。
「縄がらみ」の方法は同じ。
でも縄の太さや質にも違いがありそうだ。
技術も関係するだろうがよく見ると私の目には美しく立派なものと
やや貧弱に見えるものがあった。
長刀鉾には縄の決った産地があると話している人もいた。

この「縄がらみ」の技術がスプリングの役割も果たし
最も重いもので12トンもある山や鉾をささえ
巡行にも耐えているという。
釘等を使っていたら到底持たないとも言われている。
ずっと京都に住み毎年のように宵山には鉾町に
「およばれ」に出かけているがこんなに注意深く見たことはなかった。

梅雨明けきらぬ京の鉾町はじっとりとして
時折熱風が吹いていた。
これでこそ「祇園祭」
去年と一昨年の宵山はは涼しかったけれど。

12日には山や鉾はほぼ完成して
化粧を施されているものもあった。
夜になると祇園囃子も始まっていた。
ちょっと聞くと同じように聞こえるけれど
鉾によってお囃子はみんな違う。
それぞれの山鉾に受け継がれてきた調子や音色リズム等に特徴がある。
 
コンコンチキチンコンチキチン
祇園囃子は京の町と京の町衆によく似合う。


                 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 剣岳 | トップ | 宵山・・・祇園祭<祇園祭を... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

徒然・・・祇園祭」カテゴリの最新記事