すっかり暖かくなった。葉桜の中を大阪へ「さくら・さくらカンパニー」の公演「歴史モノローグシリーズAct.4-李香蘭ー」に向かった。
女性だけの演劇集団。今回は李香蘭・川島芳子・愛新覚羅溥儀・甘粕正彦の4人が時間と空間をお互いに絡み合いながら交錯する科白劇だ。いつものことだが今回は特に、Act1の「マリー・アントワネット」同様、脚本・演出がとても良くできていたよう思う。
中野圭子さんの脚本の特徴とも言えるのだが、「時空間」があちらこちらに揺れ動く。それが面白い演出空間を生み出し、不思議な感覚で物語の中に観客を引き込んでいく。
この所、テレビ等でもこの時代とこの4人が良く取り上げられ、その人となりや生き様が見直されている。そうした視点でもこの公演では、4人の「人物感」がしっかりと表現できていたように思う。甘粕正彦にしても怪しく極悪のように取り上げられることが多かったが、この所、その人となりの潔い側面も聞こえてくるようになった。
・・・描きたかったことはただ一つです。人は泣き笑い怒り悲しむ、、、どの時代に生まれてもそれは変わりません。ただ、「戦争」という人が国が、争い殺し合う時代に生まれてしまった人達が、それでも必死に「自分」を探して、「人生」を全うしようとしたその生き様を体感してください。そして現代を生きる私たちが何処かにしまっている「忘れ物」を見つけてください・・・と中野さんは言う。
人は「本来の自分を生きる」ために、何度も転生し、人生を送っていると言う。
まずは「本来の自分が自分の中にある」ということへの気づきから始まり、「本来の自分を見つけ、見つめ続け」て、「あるがままに、ありのままに(他者の賛同を得るために演じることなく)自分らしく生きる」ことの大切さをこの頃、自分や他者の生き様を長い道のりで観察する中で痛感している。
さくら吹雪の季節に「さくら・さくらカンパニー」らしさが、十分に発揮された舞台に出会えて嬉しかった!
女性だけの演劇集団。今回は李香蘭・川島芳子・愛新覚羅溥儀・甘粕正彦の4人が時間と空間をお互いに絡み合いながら交錯する科白劇だ。いつものことだが今回は特に、Act1の「マリー・アントワネット」同様、脚本・演出がとても良くできていたよう思う。
中野圭子さんの脚本の特徴とも言えるのだが、「時空間」があちらこちらに揺れ動く。それが面白い演出空間を生み出し、不思議な感覚で物語の中に観客を引き込んでいく。
この所、テレビ等でもこの時代とこの4人が良く取り上げられ、その人となりや生き様が見直されている。そうした視点でもこの公演では、4人の「人物感」がしっかりと表現できていたように思う。甘粕正彦にしても怪しく極悪のように取り上げられることが多かったが、この所、その人となりの潔い側面も聞こえてくるようになった。
・・・描きたかったことはただ一つです。人は泣き笑い怒り悲しむ、、、どの時代に生まれてもそれは変わりません。ただ、「戦争」という人が国が、争い殺し合う時代に生まれてしまった人達が、それでも必死に「自分」を探して、「人生」を全うしようとしたその生き様を体感してください。そして現代を生きる私たちが何処かにしまっている「忘れ物」を見つけてください・・・と中野さんは言う。
人は「本来の自分を生きる」ために、何度も転生し、人生を送っていると言う。
まずは「本来の自分が自分の中にある」ということへの気づきから始まり、「本来の自分を見つけ、見つめ続け」て、「あるがままに、ありのままに(他者の賛同を得るために演じることなく)自分らしく生きる」ことの大切さをこの頃、自分や他者の生き様を長い道のりで観察する中で痛感している。
さくら吹雪の季節に「さくら・さくらカンパニー」らしさが、十分に発揮された舞台に出会えて嬉しかった!
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