駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

邯鄲の夢?

2019年05月14日 | 

     

 

 今朝は雨がしとしと降っていた。既に道路は濡れ夜半から雨だったと見える。木々の緑が濡れて一層色濃く目に映った。

 この数日夢をよく見る、五臓が疲れているのだろう。明け方?見た夢は少し憶えている。旧い町並で京都や九分に似ていた。なんとなく祭りの雰囲気が漂っていた。小腹が空いたので昼飯でもと店に入ったのだが一階は何か土産物の売店だけのようで二階上がるとカウンターのようなものあり暖簾がかかり、おっさんがぽつねんと座っている。何の店だろうと不思議な気がしたが、いらっしゃいませという訳でもないので三階に登るとやはり同じような暖簾とちょっと若めの男が所在無げに座って一瞥をくれるだけで、四階に登ると今度はやや派手な暖簾でおばさんが座っておりにやりとした。何かを焼売を茹でているような香りがしてちょっと食指が動いたが、まあ一番上までと五階に上がると饂飩と書いた暖簾がかかりお婆さんが座っていた。さしてお腹は空いていないので饂飩でいいやと入ろうとすると、何か合図したのか若い娘が出てきて奥へ案内してくれた、中は意外に広く七八部屋はありそうな奥行きだった。窓からなだらかな山々が見える六畳ほどの部屋に通された、眼下に広い川がゆったりと流れている。お茶が運ばれ何だか分からぬことを言われた気がする。多分饂飩で良いかと言われたのだろうと頷いたまでは憶えているのだが、その後の記憶がない。何となく日本ではないような気がするが、確か饂飩と書いてあったようだ。

 夢は何かまだまだよくわかっていない?し、過剰な解釈が加えられてきたようにも思う。自分は愛読する野田知祐さんや川本三郎さんのような一人旅はしたことがなく、一体何だったんだろう、何か旨いものを食いはぐれた気分だけが残っている。

コメント
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