アメリカ民主党の大統領候補に名乗りを上げた人は両手では足りない。本命視されているバイデンも名乗りを上げ、足の指を参加させても足りない数になった。要するに混迷している、はっきり言えば滅茶苦茶。これですんなり一人に収束するだろうか、大いに疑問だ。これは世界の現状を映している。つまり独裁と混迷だ。独裁を避けようとするとあれもこれも猫も杓子もで収拾がつかなくなる。決められないからと決められる体制にすると阿保なことを決めて私は決められると威張り出す。
どうも民主主義に余計なウが付いて民衆主義となってきた。民衆主義の行き着くところは混迷と独裁なのかもしれない。独裁でなく混迷を抜けだす能力と方策は何処に誰がと模索している人は多いと思うが、何となく答えは見えても辿り着くのは容易ではなさそうだ。
バイデンがどんな人か詳しくは知らないが、どうしても年齢が気になる。老化には個体差があると言っても任期中に八十歳になる人に重責は困難と思う。八十歳の大統領は危険だ。いつ病気で倒れるかしれないし、判断力はまずまずでも体力脳力はどうしても低下する。昔から長老という立場がある。八十歳には長老が相応しい。
八十歳の問題は日本の政治に顕著だ。融通無碍過ぎる二階さんに老害の兆候がある。失礼ながら面相に問題が出てきている。すぐ怒る活舌が悪い、これは老化の表れで任せておくのは危険だと申し上げたい。勿論、私も自分の老化に気付いており、着々と引退への手を打ち始めた。寂しいけれどもやむを得ない。