駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

悪夢が現実に、悲痛な言葉

2020年07月02日 | 政治経済

             

 

 香港の国家安全維持法が予定通り成立した。香港特別区長官月娥はにこやかに、法案の成立の祝杯を手にしていた。一方、民主化デモを支えた黄之鋒、周庭は共に民主化団体を脱退し身を隠した。周庭さんは巧みな日本語を話す若い女性で民主化運動の女神とも呼ばれ、BSのテレビ番組で何度も見たことがある。なかなか可愛く賢そうな女性だ。

 彼女の「生きてさえいれば希望がある」という別れの言葉は悲痛だ。習近平が牙をむき力で恐怖によって自由な言論を封じめた。香港は存在価値を抹殺される。

 新型コロナに劣らない政治的恐怖、そして経済の落ち込み破綻も避けられそうにない。果たしてこの荒波をいくら高い民度を誇っても言葉でちょろまかす政治家で乗り切れるだろうか、無理だと思う。

 言論の自由を謳歌する安倍防御安倍批判もよいが、優れた後継者を言論の自由で見付けださねばなるまい。

コメント (2)
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