大雨が続き各地で水害が出ている。始めに熊本で痛ましい人命が失われる水没災害があったせいか、その後は人命が失われる被害は起きていないようだ。警戒警報が出ても人間は自分は大丈夫と思いがちで、避難行動が遅れることがある。二人に一人が癌になる時代だが、胃癌、肺癌が見つかるとまさかと言われる患者さんも多い。二分の一の確率は、まさかと言うほど小さくないのだが、自分は大丈夫と思ってしまうのだ。そう思わないと生活しにくいのは確かだが、他人事ではないという心構えは必要と思う。
今回の豪雨は随分長引いている、一難去ってまた一難の感がある。人は何かが起きるとそれはやがて収まるので頭を下げてやり過ごせばよいと何となく日常生活から学んでいる。確かに株価なども急落してもやがて持ち直すとよく言われるし、山は登り坂の後には頂があり次いで下り坂になるけれども、デカン高原やチベット高原のように頂が続き中々下り坂が出て来ない所もあるし、土用波のように繰り返し襲ってくる波もある。波の中には周期が何百年何千年というものもあり、一生掛かっても感知できないものもある。
これほどまでの例外ではないかも知れないが21世紀にはこの百年の記憶では間に合わない異変が起きているような気がする。新型コロナトランプ習近平の災禍はやがて収まると見ていて良いものではないように思う。二階さん習近平は国賓ではないでしょ、香港の人は他人と言うことですか。