駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

煩悩と共に生きる

2022年01月06日 | 世の中
         

 年を取ると煩悩は減るようで、百八もはないと感じるがまだ十くらいは残っていそうだ。少ない?、想像力が足りないのか自覚が足りないのか二十はなさそうだ。年を取ると煩悩が減るのは確かだが、無くなるわけではない。大抵の人がそうだろうと思う。ごく稀には増える人も居るかもしれない。
 煩悩は我欲から生まれるものらしいが、欲は中々無くならないし、欲がないと生きてゆくのが難しくなりそうだ。争い摩擦の根源の我欲という駆動力を自分だけのためでなく、いくらかでも他者や世の中のために使うと地獄に落ちないで済むかもしれない。
 我欲は断ちがたく煩悩も消えないので、それと共に生きるしかないと思われるが何か摩擦や煩悩を和らげる方法はないものだろうか。年明け早々、凡人に難問が浮かんだ。

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