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予算委員会の首相答弁を聞いていると声を出して言葉を並べているけれども何一つ答えていないのが分かる。煮え切らない答弁に質問者が「はい」か「いいえか」と迫れば「お答えは差し控えさせていただきます」。とひたすら時間をやり過ごすのに終始する。都合の悪い裏金政治資金問題を自己調査で曖昧に蓋をして時間切れで逃げ切ろうとする自民党政府に呆れるが、政権交代の機運は一向に盛り山らない。何故か、野党がまとまれないからだ。一斉に政権を批判しながら野党同士は不倶戴天の敵とばかりにいがみ合っている。これでは現状維持の利権政治が続いてしまう。野党も与党と政治不信では同罪と言いたい。自分の主張で動く政治家は自分の利益で動く政治家に選挙で中々勝てない。詰まるところ、有権者もそうだから?という気がしてくる。