駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

雪が嬉しいですと

2024年12月18日 | 自然
      

 日本の国土は小さめなのだが列島を形成し南北には長いので地域によって気候の違いが大きい。それに同じ緯度でも日本海側と太平洋側では冬が随分違う。
 当地は冬に雪が降ることは珍しく積もるのは四、五年に一度くらいだ。「雪が降ると嬉しかった。授業を中止して裏山へ雪だるまを作りに行った」。「冬は教室が寒かった」などとゆう話をレストランのマダムがしたら、雪国育ちの友人が鼻白んで雪が嬉しいだって、小学校の教室が寒かったってと驚きあきれていた。それだけ同じ日本でも気候が違うのだ。
 この頃はズーズー弁などというと差別と注意されるので話題に上らないが、テレビラジオで平準化されてきてもなまりは残っているし、当然地方で気質も違う。地方なまりは今に残る歴史で、世界各地で認められる、人の育ちの証でもある。
 人間の情報源は多彩で広がったかもしれないが、生活圏は一時間程度で行ける範囲にありそこで生まれ育つから地域の個性はなくならないと思う、なくなってほしくない。
コメント (2)
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