当院は内科なので小さい子供は来ないが、中学生は時々来る。中学生の女の子と言えば、まだ子供っぽいのから大人顔負けのまで、いろいろで戸惑うことも多いのだが、先日の中二の女の子は初々しく利発そうで可愛らしい子だった。軽い吐き気と下痢で受診したのだが、
「えーっと食事はね、少しずつ摂って、脂っこいものや香辛料は避けるように。香辛料というのは唐辛子とか胡椒とか・・」。までいうと。馬鹿にしないでと、つんとした顔で「わかってます」。とぴしゃりと話の腰を折られた。
おやそうかね。なかなか可愛いのに、愛嬌のないお返事ですね。中二になれば香辛料くらい知っているんだ。こういう時は知っていても、なるほどと最後まで聞くもんだが、まあ、あと数年したらわかるでしょう。「ああ、そうか。では、どうぞお大事に」。と診察を終える。可愛いし、一人で来たから花丸は無理だが丸を上げましょう。
中には高校生になっても、お母さん付きで来る女の子が居る。付いてくるだけならいいが、全部お母さんが演説解説される。一通り聞かせていただき、本人にどの辺が痛いのと確かめようとすると、振り向いて「ここだっけ」。と母親に確認を取る。おなかが痛いのはあんたでしょうが。こういう女の子は見た目は可愛くても、がっかりしてしまう。
* 今朝は眠い。サッカーとウインブルドンで夜更かししてしまった。リアルタイムでないと感激が薄いし、念力が送信できないからな。