新型コロナで世の中が変わってしまった。十日を過ぎていくらか年末の雰囲気が漂ってきたが、忘年会がないせいかどうももう一つ師走らしくない。
この頃の若い人はあまり忘年会に興味がないと聞く。確かに気の合ったもの同士の飲み会の方が楽しいだろう。おじさんおばさん目線の会話は説教まじりでうるさく感じるのかもしれない。そう言われても五十を過ぎると頭が固くなり始め若い人に合わせるのも難しい、このままでは全員集合の忘年会は廃れてゆくように思われる。
そうはいっても普段話せない人や話せないことを、忘年会で語り合うのは気が晴れるし、気心を知る良い機会だと思う。面と向かって話をしないと分からないことがたくさんある。 新型コロナ下で多少形を変えても、忘年会はやったほうがいいと爺いは思う。