駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

恐がられなくなった

2024年12月10日 | 爺の呟き
           

 新型コロナはかなり減って代わりにインフルエンザが増えてきた。不思議なことに今ではインフルエンザは勿論、新型コロナも怖がられなくなった。病名を告げても、ああそうですかという反応が返ってくる。
 インフルエンザは祖父母の代からの馴染みで様子が知れているし、新型コロナも軽症化し周りに俺も私もと罹患した人が居て、しかも入院せずに治っていることが大きいのだろう。 
 どうも人は見知らぬ得体のしれない物を恐れるようだ。そして馴れると怖がらなくなる。恐怖も馴れも時に判断を誤らせるから気を付けたい。
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米の値段が下がらない

2024年12月09日 | 世の中
               


 新米が出て米の品不足は解決したのに、肝心の値段が下がらない。今食べている米は地域のコシヒカリで5kgで3400円もする。品不足が解決しても値段が下がらないというのはしばしば経験することだが、米価は高止まりが過ぎる。我慢して買わないとはいかず困る。どうしてもっと大きなニュースにならないのだろう。
 マスコミのニュースは視聴率最優先で、本当に問題なことがかき消されてしまう傾向がある。103万円の壁問題も、きちんと税の仕組みを理解している人は少ないと見る。心理的な壁があり確かに主婦や学生の就労を促す効果はあると思うが、醜聞玉木保全と他野党の賛意不十分の背景に支持率がある。科学技術が進み社会の仕組みが複雑になると、民衆の理解が追い付かず興味本位情報優先で民主主義が崩れてゆくようだ。
コメント (2)
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同病相理解

2024年12月07日 | 診療
         


 元々やや乾燥肌なのに加え年を取ってきたので、冬になると手足や体幹が痒くなる。掻くまいと思っても、つい搔いてしまう。同年配の患者さんの背中を聴診していると掻き痕のある人が時々おられる。希望されれば保湿剤を処方している。
 範囲が広いので軟膏のように5g10gではなく100gとか150gとか結構な量のものになる。きちんと塗ればそれなりの効果があるようだ。
 地域によって四季の変化は様々だが、人は変化する気温や湿度に適応して生きてゆかねばならない。どうも寒さと乾燥は人体に負担が大きいようで、冬は体調を崩す方が増える。保温保湿は身を守る基本と申し上げたい。
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忘年とは行かず

2024年12月06日 | 身辺記
        


 忘年会に出ると思いがけず最年長で、歳を思い起こされあれあれという気持ちになった。まあ何とか話についてゆけたが、見知らぬ顔もあり歳は取らされる面もあると感じた。どうもちょっと感覚が違い相槌が打ちにくい話もあったが、年齢時代の違いというよりは元々自分の仲間意識が薄いせいかもしれない。
 終わり際、皆がウエッブ会合よりも、直接会って話をする方が楽しく有意義と言ったのには全く同感した。
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近くて遠い国の異常事態

2024年12月05日 | 爺の呟き
           


 戒厳令はそれこそ不安定な未熟の国の出来事と思っていたが、そうでもない、否、やっぱりそうであるらしい。失礼ながら、一人当たりのGDPで日本と肩を並べる国の出来事にしては稚拙で危うい。
 そうは思っても、さて我が国は大丈夫とも言い切れない気もする。視野狭窄、短絡思考、贔屓の引き倒しには心したい。
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