六ケ所村のぼんてん山げ行ってきた。
名前の由来は定かではないが、仏教の「梵天」以外に「ぼんてん」を知らない。
ただ、仏教ではかなりエライ仏さま、程度の知識しかない。
遠くから見ると、そのたおやかな姿から、梵天を想像したのだろうか。
国道338号を北から南下すると、右手にガソリンスタンドが見えてくる。
スタンドの手前、ぼんてん荘と書かれた看板を右折する。
一本道を少し入り、介護施設が見えだしたら、西に向かう道路を左折。
勝手がわからず、アスファルト舗装の終わりに車を停めた。
道なりに北に砂利道を進むと、登山口の看板があり、右手に広い駐車場がある。
本来はここに停めるべきだろう。
今回は6人パーティー。
スタートは牧場内となる。
見晴らしがよく、ぼんてん山が見える。
踏み跡があるが春先は分からないかもしれない。
進むべき方向に、高いポールがあるのでいい目安となる。
登山口の看板
登山口の牧場。目標のポールの向こうにぼんてん山が見える。
ここから、出土川の源頭部を渡るように道路が付けられている。
渡りきると、再び牧草の中を歩くようになるが、長くつ続かず林に突入。
突然、蚊の大群が襲来してきた。
出戸集落の北はずれから伸びる道路と出合ったら左折。
たいして歩かず、よく踏まれた林道に出る。
看板があり、尾根への取付き場所がすぐ分かるようになっている。
基本的に右が杉、左が雑木林の、なだらかな尾根を登りきると、肩がH154とある尾根の上に出る。
標高200mぐらいの位置だと思う。
ここで西から北西に少し方向が変わる。
だんだんと勾配がきつくなり、急斜面となる。
よく整備された登山道。感謝。
標高差約100mを登りきると、広場となり「前ぼんてん 409」の看板が設置されている。
正確には、ここはH400m辺りで、H409はもう少し北側だろう。
南側の展望が良く、大石運動公園やサイクル施設・石油備蓄基地、風力発電や太陽光発電が見える。
日本のエネルギー政策と六ケ所村の在り様がよくわかる場所だ。
前ぼんてんから南側の展望
休憩後、北に進路を変える。
良く刈り込まれた、ネマガリの中を、整備した方々に感謝しながら歩く。
太いブナが点在するブナ林に入ると、山頂は近い。
山頂も展望はよく、西の吹越烏帽子や北のバジャ山や金津山が見える。
ここでゆっくりと昼食。
山頂から北側に延びる広い尾根を辿り、棚沢川源頭部への可能性を見たが、かなり苦労しそうだ。
冬に来る機会があったら、回ってみよう。
往路を忠実に帰った。
推定樹齢400年の巨木。覆面をしているのは蚊対策(この辺はあまりいない)。
山頂
吹越烏帽子岳
吹越烏帽子岳からの稜線とバジャ山
400mの稜線から下は、蚊が多い。
防虫スプレーもほとんど効かない。
蚊取り線香をぶら下げるのがベストか。
とにかく、この登山道整備に尽力された「六ケ所村山岳会」に敬意を表したい。