たいていの男は火遊びが好きだ。
火遊びと行っても、あちらの火遊びではなく、こちらの火遊びだ。
焚き火はその代表格だろう。
山に持ってゆく火器はガスストーブが主流だ。
ガソリンやホワイトガソリンの時代もあったが、重いしかさばるし点火が面倒だし、なにより水と間違えて米を研いだことがある。
結構危険も伴う。
その点、ガスストープは点火は簡単で火の調整も出来る。
だいぶ前にアルコールストーブを買った。
仙台出張の時に、石井スポーツでトランギアの五徳付きを買ったのだ。
ネットで調べると、自作している人もいるようで、早速真似て作ってみた。
エッと思うほど簡単に出来た。
点火もするし、お湯くらいなら十分に沸かすことが出来る。
火の調整はできないが、あの青白いゆらめきを見ていると、なんだか雰囲気が出る。
んで、パイトーチに行き着く。
美しい。
欲しい。
あちこち探しまわったが、生産中止らしい。
中国産の安物が売られているが、評判はいまいちだ。
どうやら、オークションで手に入れる他無さそうだが、こんなのに限ってプレミアが付いて高いんだよね。
自作している人もいるが・・・・・。
形状からしてかなり無理っぽい。
しばらく、グズグズが続きそうだ。
少し前、青森県が八甲田山の噴火に備え号再協議会を設置した。
《東日本大震災以降、八甲田山周辺で地震活動が活発化していることを受け、県は学識経験者や行政機関で組織する八甲田山火山防災協議会(会長・小笠原靖介県行政改革・危機管理監)を立ち上げ、6日、県庁で初会議を開いた。会議では、噴火警報の発表基準が了承された。》
今日の新聞で、八甲田大岳噴火の予兆があった時点で、周辺の国道や県道はもとより、登山道も閉鎖するとあった。
八甲田へは年に数回程度だ。
それも、4月、5月に集中する。
登る前に、状況を提供していただけるのは歓迎だ。
地下で起こっていることは、我々には全く想像つかない。
少し離れているとはいえ、八甲田山系の北側の地下を通る新幹線が心配だ。
恐山の活動が活発になったと聞いたことがない。
1万年以上前の噴火らしいが、今でも水蒸気やガスがあちこちで噴出している(昔に比べるとだいぶ少なくなったが)。
どうやら、押し迫った危険のある山ではないようなので、ホッとする。
「火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山」には岩木山が入っているが、何故か八甲田はない。
いつまでの山が変わらずにあると思っていたが、噴火活動で形が変わったり、登山禁止になることもある。
2~3年前に函館駒ケ岳が解禁になって直ぐに登りに行った。
行きたいと思っている山には、すぐに行っておいたほうが無難のようだ。
先日の大荒川はほとんど情報なしで出かけたので、ロープやハーネス、さらにヘルメットまで持っての沢登フル装備で出かけた。
結果的に使用することはなかったが、備えあれば憂いなしだ。
装備をチェックしていて、ネオプレーンのスパッツがない。
しまい忘れか・・・・・・、何度探してもない。
さらに熊鈴が歩行中にイカれた。
どちらも私にとっては必需品なので、昨日モンベルのオンラインショップで、ポチッとした。
最近どっぷりと水に浸かるような沢に入っていないので、スパッツは林業用の綿のスパッツを着用していた。
マジックテープでバシッと締めることが出来、結構気合を入れることが出来る。
と言っても、沢用のスパッツは必要だろう。
熊鈴は賛否両論ある。
せっかくの山なのに「うるさい」と言う意見がある。
効果があるとかないとか、ってのもある。
すべて承知で、絶対に持って行く派だ。
グループで山に入る場合は、別にして、ひとりで藪に突入する場合、絶対に遭遇したくないのがスズメバチと熊だ。
スズメバチは兆候があるし、攻撃されたとしても、逃げるという選択肢がある。
ところが熊は「目を離さないようにして、ジリジリと後ずさる」と言われているが、それは見通しの効くところでの話だろう。
藪を掻いて、顔をつきだした途端、目の前にくまの顔があったら・・・・・・・。
ぞっとする話だ。
効果があろうがなかろうが、これで今まで一度もあったことがないのだから(危ないことは数度あった)、やはり効果を信じたい。
お守りみたいなもんだと言われてもいい。
ラジオを持って歩く人もいるが、山の中で、ニュースやら歌やら、落語やらを聞きたくないないので不採用。