所属する会の山行で、岩木山さんへ行ってきた。
(待ち合わせ場所に向かう途中、弘前市から岩木山がくっきりと見えた)
ふもとの「弥生いこいの広場」から先発隊として5人出発。
初めてのルートなので、詳しいK川さんに案内される格好となる。
なだらかな登山道を忠実に登り、途中から小さな沢に入る。
この沢を登りきると、弥生本コースの尾根に出た。
後は、この尾根一本で目的地(H1300m)である。
森林限界が近付くと、厳鬼山が見えてくる。
休憩していると、後続隊9名も合流。
林を抜けると、風も強くなり、バランスを崩さないよう、黙々とクラスト斜面を登る。
足元に集中して、ただただジグを切っている内に、ほぼ厳鬼山まで登り切ってしまった。
正面に岩木山頂、右手に大黒沢の雄大な斜面が見える。
ここでシールを外し、大黒沢へ。
ガリガリ斜面をトラバースして、少し北側の雪の付いている斜面を滑る。
下手なスキーは、コンディションが悪い雪ですぐにぼろが出てしまう。
斜度が緩くなるあたりから、登ってきた尾根に戻り、昼食。
さっきまでの風がウソのように止み、暖かい。
ここからはモフモフ雪で、これも辛い滑りとなった。
中盤少しザラメが出て滑りやすくなるものの、疲れ切った足ではいっぱいいっぱいの滑りとなってしまった。
(後発隊が来るのを待つ。)
(先発隊出発)
(尾根に登り切って休憩。アウターを脱いだ。)
(快晴だがこの辺りから風が強くなる。)
(ここで、シールを取った。)
(快晴の岩木山)
(ガリガリ斜面を慎重に下る。)
(森林帯に入ってほっと一休み。昼食後の出発準備。)
帰りは、青森手前で眠くなり、車を停めてストレッチ。
平内のコンビニで、ジュースを買い完全に目が覚めた。
家に帰り、とにかくビール。
上手かった。
コンパスを2つ持ち歩いている。
首にかけていたコンパスを、なぜかなくしたことがある。
その時は、下りの尾根に乗っかり、降り切れば林道に出るのが分かっていたので、事なきを得た。
それ以来、予備で1つ増やしている。
GPSはヤブの中や、積雪期で視界の利かない時に、現在位置を確認するのに、非常に役立つ。
最近、私用している安いGPSの調子が悪くなった。
位置を確認するために、要所要所で電源を入れるのだが、ホットスタートにも関わらず、かなり時間がかかるようになった。
使うのは一度の山行で、1~2度程度。
まったく使わないの時も、少なからずある。
GPSを購入するか考えたが、今の使い方をしている限り、地図表示のGPSは必要ない。
試しに、「yamap」と「GPS Status & Toolbox」をスマホに入れてみた。
「yamap」は目的自体が違うようで、必要なし。
「GPS Status & Toolbox」は使えそうだ。
先日の篠原岳で使ってみたが、機内モードにしておけばバッテリーの減りも抑えられる。
ついでに、単三で可能な充電器も持った。
林道から管理用道路に入る位置で、位置特定のためにスイッチオン。
ほぼ瞬時に、緯度経度が表示された。
優れものだ。
藪や林の中、吹雪で気温が低い時にどうなのか、これから検証してみたい。
(画像は http://pagasa.jp/gps-status から頂いた)
文字は日本語表記になっている。
使うのは緯度経度と高度くらいか。
コンパスはある程度時間が立たないと、あてにならないようだ。
篠原山から燧岳を目指したが、なぜか篠原岳で帰った。
風間浦村桑畑の温泉、「湯ん湯ん」から約500m地点まで除雪されている。
ここに車を停めて、ニタ川林道をヤク2km詰める。
かつてはここから尾根に取付くのだが、今は送電線の管理用道路?(工事用道路?)が伸びているので、それを利用。
1.5kmほど歩くと、尾根上の鉄塔に着く。
少しの間(100m程度)ヤブっぽい区間を歩くと、広い尾根に出る。
シールに着いた雪をとり、シールワックスを塗る。
進路を東にとり、緩い斜面を登りきると、篠原岳である。
山頂はブナ林で、展望はない。
この山には無雪期に来たことがないが、山名からして笹薮だろう。
燧岳へ続く尾根を見下ろし、まだ昼前なのに、急にやる気がなくなった。
「・・・・・」、今日はここまで。
シールを剥がし、鉄塔まであっという間に滑り降りた。
帰りは管理用道路ではなく、尾根を降った。
最初は気持ちよく滑っていたのだが、だんだん狭く急になり、ヤブ間で出て滑る状態ではなくなった。
階段下降を試みるも、ヤブで断念。
ついにはスキーを脱いでツボ足で降りる。
林道に戻り、ツェルトを張る。
予報に反して、風に小雪が混ざり、ちょっとした吹雪状態だ。
荒天が収まるまでゆっくりと昼食。
林道をダラダラと滑り降り、駐車場所に着いたのがⅠ午後1時過ぎ。
(ニタ川林道除雪終点)
(管理用道路入口)
(篠原岳が見えだした)
(上と同じ位置からの燧岳)
(篠原岳山頂から燧岳へ向かう尾根)
(ルート図)
下北半島の柄の部分を横断しようと思っていたのだが、急遽恐山に変更。
やまびこゲート前で車を停め準備していると、やまびこの主人が出てきて、寺(円通寺)の雪上車が通る可能性があるので、やまびこの駐車場に止めるように言われた。
準備を終えたら、50mくらい手前のバスストップに、と思っていたので大助かりだ。
歩き始めは大概ダラダラと進むものだが、今日は体が軽い。
ただ、雪面がガッジガジに凍っていて、下りは怖そうだ。
特に雪上車の轍が深く、30~50cmの溝になっている。
これにより、道路が三分割されていて、滑降可能な幅がスキーの長さ程度しかない。
轍に入ったらボブスレー状態、上も幅がない。
(上も下も地獄。地獄に向かっているのだから当たり前か。)
一目三望を過ぎて、一本杉で休憩。
晴れ間も見えて気分は最高。
冷水でリス(二ホンリス?)が横切る。
スノーモービルの走行跡に消されているが、かすかにスキーの跡がある。
スノーシューやツボ足の跡も、分かる。
山門について、シールを取る。
いよいよ湯坂の急な下りだ。
(冷水。バス停の看板が雪からひょっこり)
三分割された道路の山側を滑り出す。
スピードが出る前に横滑りやボーゲンでコントロール。
それでも加速は止まらない場合は、山側斜面に乗り上げて止まる。
これを繰返して、、ようやく宇曽利湖畔に着く。
(いよいよ湯坂に突入。見た目はグサグサだが、この状態で凍っている)
地熱があるのか、この辺りから雪はグサグサ状態に変わる。
太鼓橋上の積雪は0cm。
今日はここまで。
(太鼓橋と大尽山)
(奪衣婆-左-・懸衣翁と大尽山)
湯坂も難なく登り、パノラマライン分岐で昼食。
ツェルトを張るか迷ったが、日が差しているうえ、微風。
日当りの良い場所に座り、ゆっくりする。
いよいよ、ここからは恐怖の下り。
しかし、迷わずシールを剥がした。
湯坂に比べれば、大した勾配ではない。
一本杉を杉て、見通しの良い下り。
調子に乗って滑っていたら、帽子が飛んだ。
止まろうとしたが、100mほど滑ってようやく止まった。
冷や汗。
スキーを脱いで、ツボ足で登り返す。
スノーモービルの音が聞こえてきた。
ここは徐行だ。
やまびこまでの最後の坂は、雪が腐りだし、何とか快適に滑り降りた。
毎年3月に入ると、玄関前の凍った雪の撤去時期を考える。
大概、ヤマセ雪の後の暖気の日曜日が狙い目だ。
今年は、天気予報から3/4を狙っていた。
気持ちの中では「春を掘る」と位置付けているので、あまり億劫ではない。
(1cm程度の積雪の下は凍っている)
ツルハシとスコップを用意。
ツルハシで氷を細かく割ってい行く。
暖気が続いていると、下の土間Conと氷の間に水が流れ、結構簡単に剥がれる。
お蔭で、ほぼ一日掛かる仕事が、半日で済んだ。
(美しい。奥の雪の小山はそのまま。)
汗びっしょりで、着替えをし、昼食後当然昼寝。
夕方、ジムでジョギングと筋トレし、ビールを美味しく頂きました。
お蔭で、爆睡。