下北半島92山+

1/25000地形図に表示されている下北半島内の(ヤブ)山、92山+αを紹介しようと思いますが、いつになったら終わるか。

岩木山

2018-03-26 07:43:23 | その他の山

所属する会の山行で、岩木山さんへ行ってきた。




(待ち合わせ場所に向かう途中、弘前市から岩木山がくっきりと見えた)




ふもとの「弥生いこいの広場」から先発隊として5人出発。
初めてのルートなので、詳しいK川さんに案内される格好となる。
なだらかな登山道を忠実に登り、途中から小さな沢に入る。
この沢を登りきると、弥生本コースの尾根に出た。
後は、この尾根一本で目的地(H1300m)である。
森林限界が近付くと、厳鬼山が見えてくる。
休憩していると、後続隊9名も合流。
林を抜けると、風も強くなり、バランスを崩さないよう、黙々とクラスト斜面を登る。
足元に集中して、ただただジグを切っている内に、ほぼ厳鬼山まで登り切ってしまった。
正面に岩木山頂、右手に大黒沢の雄大な斜面が見える。
ここでシールを外し、大黒沢へ。
ガリガリ斜面をトラバースして、少し北側の雪の付いている斜面を滑る。
下手なスキーは、コンディションが悪い雪ですぐにぼろが出てしまう。
斜度が緩くなるあたりから、登ってきた尾根に戻り、昼食。
さっきまでの風がウソのように止み、暖かい。
ここからはモフモフ雪で、これも辛い滑りとなった。
中盤少しザラメが出て滑りやすくなるものの、疲れ切った足ではいっぱいいっぱいの滑りとなってしまった。





(後発隊が来るのを待つ。)




(先発隊出発)




(尾根に登り切って休憩。アウターを脱いだ。)




(快晴だがこの辺りから風が強くなる。)




(ここで、シールを取った。)




(快晴の岩木山)




(ガリガリ斜面を慎重に下る。)




(森林帯に入ってほっと一休み。昼食後の出発準備。)



帰りは、青森手前で眠くなり、車を停めてストレッチ。
平内のコンビニで、ジュースを買い完全に目が覚めた。
家に帰り、とにかくビール。
上手かった。


GPS Status & Toolbox

2018-03-20 07:54:58 | 92山

コンパスを2つ持ち歩いている。
首にかけていたコンパスを、なぜかなくしたことがある。
その時は、下りの尾根に乗っかり、降り切れば林道に出るのが分かっていたので、事なきを得た。
それ以来、予備で1つ増やしている。
GPSはヤブの中や、積雪期で視界の利かない時に、現在位置を確認するのに、非常に役立つ。
最近、私用している安いGPSの調子が悪くなった。
位置を確認するために、要所要所で電源を入れるのだが、ホットスタートにも関わらず、かなり時間がかかるようになった。
使うのは一度の山行で、1~2度程度。
まったく使わないの時も、少なからずある。
GPSを購入するか考えたが、今の使い方をしている限り、地図表示のGPSは必要ない。
試しに、「yamap」と「GPS Status & Toolbox」をスマホに入れてみた。
「yamap」は目的自体が違うようで、必要なし。
「GPS Status & Toolbox」は使えそうだ。

先日の篠原岳で使ってみたが、機内モードにしておけばバッテリーの減りも抑えられる。
ついでに、単三で可能な充電器も持った。
林道から管理用道路に入る位置で、位置特定のためにスイッチオン。
ほぼ瞬時に、緯度経度が表示された。
優れものだ。
藪や林の中、吹雪で気温が低い時にどうなのか、これから検証してみたい。



(画像は http://pagasa.jp/gps-status から頂いた)

文字は日本語表記になっている。
使うのは緯度経度と高度くらいか。
コンパスはある程度時間が立たないと、あてにならないようだ。


篠原岳

2018-03-19 07:38:21 | 92山

篠原山から燧岳を目指したが、なぜか篠原岳で帰った。

風間浦村桑畑の温泉、「湯ん湯ん」から約500m地点まで除雪されている。
ここに車を停めて、ニタ川林道をヤク2km詰める。
かつてはここから尾根に取付くのだが、今は送電線の管理用道路?(工事用道路?)が伸びているので、それを利用。
1.5kmほど歩くと、尾根上の鉄塔に着く。
少しの間(100m程度)ヤブっぽい区間を歩くと、広い尾根に出る。
シールに着いた雪をとり、シールワックスを塗る。
進路を東にとり、緩い斜面を登りきると、篠原岳である。
山頂はブナ林で、展望はない。
この山には無雪期に来たことがないが、山名からして笹薮だろう。
燧岳へ続く尾根を見下ろし、まだ昼前なのに、急にやる気がなくなった。
「・・・・・」、今日はここまで。
シールを剥がし、鉄塔まであっという間に滑り降りた。
帰りは管理用道路ではなく、尾根を降った。
最初は気持ちよく滑っていたのだが、だんだん狭く急になり、ヤブ間で出て滑る状態ではなくなった。
階段下降を試みるも、ヤブで断念。
ついにはスキーを脱いでツボ足で降りる。
林道に戻り、ツェルトを張る。
予報に反して、風に小雪が混ざり、ちょっとした吹雪状態だ。
荒天が収まるまでゆっくりと昼食。
林道をダラダラと滑り降り、駐車場所に着いたのがⅠ午後1時過ぎ。




(ニタ川林道除雪終点)




(管理用道路入口)




(篠原岳が見えだした)




(上と同じ位置からの燧岳)




(篠原岳山頂から燧岳へ向かう尾根)




(ルート図)


恐山

2018-03-12 08:17:08 | 92山

下北半島の柄の部分を横断しようと思っていたのだが、急遽恐山に変更。
やまびこゲート前で車を停め準備していると、やまびこの主人が出てきて、寺(円通寺)の雪上車が通る可能性があるので、やまびこの駐車場に止めるように言われた。
準備を終えたら、50mくらい手前のバスストップに、と思っていたので大助かりだ。

歩き始めは大概ダラダラと進むものだが、今日は体が軽い。
ただ、雪面がガッジガジに凍っていて、下りは怖そうだ。
特に雪上車の轍が深く、30~50cmの溝になっている。
これにより、道路が三分割されていて、滑降可能な幅がスキーの長さ程度しかない。
轍に入ったらボブスレー状態、上も幅がない。




(上も下も地獄。地獄に向かっているのだから当たり前か。)




一目三望を過ぎて、一本杉で休憩。
晴れ間も見えて気分は最高。
冷水でリス(二ホンリス?)が横切る。
スノーモービルの走行跡に消されているが、かすかにスキーの跡がある。
スノーシューやツボ足の跡も、分かる。
山門について、シールを取る。
いよいよ湯坂の急な下りだ。




(冷水。バス停の看板が雪からひょっこり)




三分割された道路の山側を滑り出す。
スピードが出る前に横滑りやボーゲンでコントロール。
それでも加速は止まらない場合は、山側斜面に乗り上げて止まる。
これを繰返して、、ようやく宇曽利湖畔に着く。




(いよいよ湯坂に突入。見た目はグサグサだが、この状態で凍っている)




地熱があるのか、この辺りから雪はグサグサ状態に変わる。
太鼓橋上の積雪は0cm。
今日はここまで。




(太鼓橋と大尽山)




(奪衣婆-左-・懸衣翁と大尽山)




湯坂も難なく登り、パノラマライン分岐で昼食。
ツェルトを張るか迷ったが、日が差しているうえ、微風。
日当りの良い場所に座り、ゆっくりする。
いよいよ、ここからは恐怖の下り。
しかし、迷わずシールを剥がした。
湯坂に比べれば、大した勾配ではない。
一本杉を杉て、見通しの良い下り。
調子に乗って滑っていたら、帽子が飛んだ。
止まろうとしたが、100mほど滑ってようやく止まった。
冷や汗。
スキーを脱いで、ツボ足で登り返す。
スノーモービルの音が聞こえてきた。
ここは徐行だ。
やまびこまでの最後の坂は、雪が腐りだし、何とか快適に滑り降りた。


春を掘る

2018-03-05 07:47:23 | 92山

毎年3月に入ると、玄関前の凍った雪の撤去時期を考える。
大概、ヤマセ雪の後の暖気の日曜日が狙い目だ。
今年は、天気予報から3/4を狙っていた。
気持ちの中では「春を掘る」と位置付けているので、あまり億劫ではない。



(1cm程度の積雪の下は凍っている)



ツルハシとスコップを用意。
ツルハシで氷を細かく割ってい行く。
暖気が続いていると、下の土間Conと氷の間に水が流れ、結構簡単に剥がれる。
お蔭で、ほぼ一日掛かる仕事が、半日で済んだ。




(美しい。奥の雪の小山はそのまま。)



汗びっしょりで、着替えをし、昼食後当然昼寝。
夕方、ジムでジョギングと筋トレし、ビールを美味しく頂きました。
お蔭で、爆睡。