平内町の国道4号から南側に位置する、地蔵石・鍋森山・引ノ越山に登ってきた。
地蔵石
朝、計画よりも1時間遅く出発。
さらに、あてにしていた林道が横からのブッシュがひどく、車がひっかけられて「キーーキーー」と音がする。
車検から帰ったばかりの車をいたわり、予定を変更して、手前の林道から取付く。
歩き始めてすぐに、廃屋があり電気までひかれていた。
途中分岐があるが、地図通り左を選択。
荒れた林道の一番高みからヤブに突入。
東ピークを目指す。
東ピークからコンパスを振り直して、西に向かう。
始めはっきりしない尾根も進むにつれて明確に尾根だとわかるようになる。
突然ヤブが開け、ツツジが目に飛び込んできた。
山頂だ。
3~4mの小高い突起にツツジが咲いている。
左から裏に回ると岩の突起だとわかる。
これが地蔵石の由来かと思いきや、さらに北側まで回ると岩の基部に、祠があり「山衹神社」の札が祀られていた。
北側からは、立派な道があり、松野木地区からの道のようだ。
先ほどの林道分岐はこの道と接続しているような気がする。
北側は開けていて、小湊漁港や夜越山・鍋森山が見える。
帰りは往路を帰った。
(岩突起基部の祠)
(ルート)
鍋森山
夜越山のオートキャンプ場に入らず、左側をすり抜けるとスキーの距離コースに入る。
整備が行き届いていて、安心して車を運転できる。
ただし、あくまでもスキーコースなので、車両の進入が許されているのか不明だ。
最初のヘアピンカーブに車を止め尾根上の点線道路を目指す。
大したヤブ漕ぎもなく尾根に到達。
確かに、かつて整備したであろうルートはあるが、踏み跡は消え草薮となっている。
急坂になるも、ルートは真直ぐに伸びていてハイキング用に整備された道ではないことが分かる。
勾配が緩くなると山頂である。
展望はない。
山頂から少し戻ると、南ピークに続く道がある。
こちらの荒れ方のほうがひどいが、ルートははっきりとしている。
南ピークも展望はないので、早々に退散。
往路を帰った。
(鍋森山-中央-、南ピーク-左-、夜越山-右-)
(ルート)
引ノ越山
かねてから、その容姿に魅せられて登りたいと思っていた山だ。
縫道石山を彷彿とさせる姿は、自然にできたものではない。
採石後そのまま放置された姿だ。
採石場跡から南尾根に取付く予定だったが、 裏側に回ったところ、植林された杉林からの取付きとした。
ここから真っすぐに山頂を目指したが、急坂に露岩が現れ、左に巻いた。
結局南尾根に出て、疲れたら内童子集落を眺めながら、登る。
アカマツが見えてくると、山頂は間近だ。
山頂には誰が付けたのか、だいぶくすんでしまった山名板が残っていた。
縫道石山のような展望を期待したが、期待外れで少しがっかり。
帰りは露岩に西側を巻くように帰った。
(全景を取り忘れたので 「街道写真紀行」 より拝借した)
(ルート)