土曜日に結婚式が入り、会の鳥海山板納に参加できず。
次の日の日曜日、小荒川林道探索に出かけた。
8時に出ようと思っていたのだが、体全体がだるい。
少し横になって、8:30家を出る。
小荒川林道起点に車を停め、川沿いの道を歩き出す。
今年の2月に、スキーで歩いた道を辿る。
終点から林道本線までの短い区間は、ヒバの林の中で、ヤブはない。
荒川岳東尾根に通じる道を無視して、本線をしばらく歩く。
整地と植栽工事をしている箇所まで来て、東尾根取付きまで引き返した。
積雪期は感じなかったが、尾根道は流水で荒れている。
直ぐに見覚えのある広場に到着。
休憩。
作業道はガリと小枝の張出で、今までの道より荒れていて、歩きにくい。
ダラダラと歩きたくないので、作業道から外れ、近道を選択。
ヤブへ突入した。
結構な急斜面に幼ヒバや雑木がうるさく、歩きにくい。
息が上がってきた頃、再び作業道に出た。
すぐそこに伐採地があった。
荒川岳まで残り30分強か。
体調を考えて、今日はここまで。
作業道沿いに広場まで戻り、ゆっくりと昼食。
日向ぼっこしながら、持参した文庫本を読む。
帰りは、かなり遠回りだが、小荒川林道を忠実に辿り、帰った。
目標は荒川岳東尾根の伐採地
荒れた作業道。
今季初のヤブ漕ぎ。
伐採地からむつ市街
メスティンで「明星 鉄板焼きそば」をを作ってみた。このためにアルコールコンロ、ポケットストーブ、ネイチャーストーブを持った。
山頂直下まではヤブ漕ぎなしで行けそうだ。
日曜日は野暮用があり、山へは入れないので、土曜日(18)に出かけた。
朝6時に出る予定が、5時半過ぎに出発。
途中コンビニや七戸道の駅に寄ったりしながら、睡蓮沼に着く。
駐車場は8割程度埋まっている。
一度、笠松峠の様子を見るため通り過ぎ、駐車スペースがないのを確認して、再び睡蓮沼に戻った。
丁度いい具合に空きがあったので、すんなりと駐車できた。
「お早うございます」、と声を掛けられ、振り向くと、先週一緒に鳥海山に行った、むつのK村さん。
仙人岱から大岳へ行くという。
仙人岱ヒュッテまで一緒に行くことにする。
硫黄岳に向けてなだらかな斜面を歩く。
途中で雪が途切れ、右に振り涸沢付近で雪が繋がった。
1時間半でヒュッテ。
長靴に履き替え、大岳の夏道を登るというk村さんと別れ、小岳に向かった。
大岳の斜面に3人が取付いている。
夏道よりさらに北側に回り込み、登り始める。
途中、トドマツの樹間が狭くなり、手間取った個所もあったが、北尾根に乗りホッ。
休憩後、高田大岳に向け少し降り、小岳の南斜面を滑り降りる。
快適。
涸沢に落ちる尾根の1250m付近で、昼食。
無風、晴。
静かなときの流れを感じる。
硫黄岳から、ボーダーが滑り降りた。
まだ早いが、往路を辿り帰路に付いた。
睡蓮沼から硫黄岳・大岳・小岳を望む。
仙人岱ヒュッテへの最後の登り
綺麗に片付いている仙人岱ヒュッテ
小岳への登り。こんな難所もあった。
山頂でタイマー使用。
のんびりと昼食。櫛ヶ峯が見える。
帰りに菜の花フェスティバルに寄った。
そろそろスキーの保管を考える時期が来た。
最近悩むのが、スキンの保管方法だ。
グルーがダメになり、手間暇かけて塗り直すのはあまり楽しい作業ではない。
以前、コールテックス(CL)のグルーを使っていた頃には一度もなかったドロドロが、ブラックダイアモンド(BD)に変えてから、頻繁にある。
CLに比べBDの方は粘着力があり、何度も張ったり剥がしたりを繰返す縦走向きのような気がする。
CLは粘着力が少ないものの、扱いやすくべた付くことはなかったが、気温が低い時や粉雪の時は接着力が落ち、剥がれやすくなった。
この様に考えている人が多いのか、BDでは以下の注意事項を上げている。
1.クライミングスキンのグルートラブルを防ぐ
https://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/support/techinfo/TI2007_BD_Climbingskin-Maintenance.html
2. クライミングスキン保管上の注意
https://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/support/techinfo/TI2005_BD_Climbingskin-Notice.html
3. クライミングスキンの取り扱い方法
https://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/support/techinfo/TI2003_BD_Climbingskin-Usage.html
その他のテクニカルインフォメーションは、「https://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/support/list_tech.html」
で説明されている。
これを見るまで、空気に触れる面積が多いほどトラブるとのネット情報を勝手に信じていた。
完全に乾燥させて保管すればいいということになる。
それにしても、今回のドロドロ状態はひどすぎる。
1.5シーズンしか使っていないし、今期の使い始めはそれほどでもなかった。
今は、チートシートやスキーから剥ぐときに、納豆のように糸を引く。
当然、シートにもスキーにもべっとりと残る。
鳥海山から帰った次の日、八戸に行く用事があったので、購入店にドロドロのシールを持って行き、「保管方法が悪いのか」、「使用方法が悪いのか」聞いてみた。結果は、担当者が居ないので、シールを置いて行って下さいだった。
後日、担当者から電話があった。話を要約すると、
1.グルーがすっかり腐っている。
2.原因は暑い室内(32℃以上)で保管したせいだ。
3.特にG3のシールは暑さに弱いようだ。
とのことだった。
冷蔵庫での保管を勧められたが、それができるほど、冷蔵庫に余裕はないし、100%女房の許しが出るはずがない。
調べたら、3組あるうち2本は張替えが必要だが、1組はそのまま使えそうだ。
で、次の対策を取ることにした。
1.グルーを剥がし保管する。
2.11月に入ったら、グルーを塗り直す。
これで、来シーズンのシールはバッチリだ。
3.その次のシーズンは、完全に乾燥させてから、ボイラー室に保管しよう。
暖かいが、換気窓以外に窓がないので、32℃以上になる可能性が一番少ない。
グルーを剥ぐ準備だが、同じことを考えている人が多くいるようで、グルースクレーパー(伝熱スクレーパー)を自作している人がいた。
今までは工具のスクレーパーをバーナーやアイロンで熱して行っていたが、今回は、ネット情報を参考にして、自作してみた。
ようやく本題に入る。
【準備するもの】
・アルミ板(1mm程度)
ホームセンターで売っている。何かで使った残りが家にあったので0円。
・ボルトナットセット(M3-20)---(M3-10)でもいいみたい。
ホームセンターにて97円で売っていた。
・はんだゴテ(30W)
百均にて500円で購入
・カッター
アルミ板を着るのに使用。百均でも売っている普通のカッター。家にあったので0円。
・やすり
アルミ板のバリ取りに使用する。百均でも売っているが、家にあったので0円。
・ハンドドリル(φ2.0mm、φ2.5mm日本セット)
ボルト穴の先導孔を開ける。以前、アルコールストーブ作成用に買っていたので0円。
・ステンレス用ドリル(φ3.6mm)
ボルト穴を開ける。これも家にあったので0円。ちなみにホームセンターでは577円で売っていた。
・その他
カッティングマットやスケール、定規、マスク等
これにアルミ板が必要だ。
【作製】
作業は、いたって簡単だ。
1.アルミ板を幅120mm、高さ80mmと幅80mm、高さ20mmの2枚、カッターで切る。
紙のように一度では切れないので、何度も切り込む(百回程度)。
アルミなのでハサミでも切れそうだが、ゆがむ恐れがあるのでカッターの方が無難だろう。
2.バリをやすりで取る。必ずマスクをする。
3小さい板にセンターを出し、適当な位置にボルト穴を開ける。
4.小さい板の下に鉛筆など丸いものを置き、センターから少しだけ曲げる。
5曲げた板を大きいほうの板に重ね、誤差がいように丁寧にボルト穴を開ける。
6はんだゴテを5cmほど重ねて大きい板の上に乗せる。
7小さい板を被せ、ボルトナットで締める。
以上。
ボルトナットは締め付けすぎると、削る部分がひずむ恐れがあるので、少し固定する程度でやめておく。
見た目を気にしないなら、ボルトナットの代わりに、釘で穴を開け、アルミ針金で固定しても大丈夫だ。
加工後のアルミ板
なかなか良さそう
【作業】
実際の作業はまだ行っていないが、コンセントに挿すと熱くなるのでうまくいきそうだ。
百均のはんだゴテのコードは短いので、延長コードが必要だ。
また、コテを置く台も準備したほうがいい。ドンブリでもいいと思う。
来月には、グルー剥ぎをするので、実作業の報告は後日。
温度調整するのに、パワーコントローラーでも買おうかと思うのだが、面倒なのでまずは使ってみよう。
【購入】
本物のグルースクレーパーは、7,020円で売られている。
https://item.rakuten.co.jp/yoshikip2/10030105/
アマゾンでは「現在在庫切れ」だ。
はんだゴテに装着するタイプが売られているが、レビューが悪いので買わない方が無難だろう。
使用してみました。
https://blog.goo.ne.jp/asahina874/e/0b5a36de387ae6e66034e1c5d4325b2e
へどうぞ。
5/10、金曜日の午後5時半に出発して、12時ごろ祓川の駐車場に幕営。
夕食は車の中で済ませてきたので、軽く一杯飲んで就寝。
5/11。
いつもの癖で、4時半には起きてしまった。
現地待ち合わせの方と合流して、4人パーティーで、予定より少し早く出発。
いい感じのペースで歩き出す。
雪はたっぷり。
いつもなら出ている木道の上にも、1mはあるだろうか。
スキー、スノボ、ツボ足、大勢の登山客がいる。
付かず離れず、それぞれのペースで、近いようで遠い、遠いようで近い山頂を目指す。
七ツ釜避難小屋で一服。
鶯川の源頭部で一息入れると、そこからはノンストップで大斜面を登りきった。
山頂では記念写真を撮って、人混みを避けるように早々とドロップイン。
一気に大斜面下部まで滑り降りた。
風のないところまで移動して昼食。
いつもより2週間も早いせいか、クラックも少なく、時々軽くブレーキがかかる以外は、快適な滑りだ。
ゴールが近付くにつれ、寂しくなるが、こればかりは仕方のないことだ。
日の高いうちに駐車場着。
現地集合のSさんは、泊まらずに帰る。
日中、駐車場にテントを張るのは気が引けたので、舗装の上にマットだけを敷いて昼寝。
前夜の睡眠時間を取り戻すように、爆睡した。
考えてみれば、マットだけでもテントを張るのと同じ、占有しているのと同じだ。
起きて、周りを見ると、だいぶスペースが開き始めたので、テントを張り飲み始める。
夜、外に出ると、満天の星空。
久しぶりに天の川を見た。
5/12.
今日は帰るだけ。
駐車場が混み出す前に、テントを撤収して、鳥海山荘で朝風呂。
月末は、山水会がここに泊まるはずだ。
残念ながら、今年も参加できない。
目の前の鳥海山に別れを告げ、帰路に付いた。
出発。すでに何組ものパーティーが取付いている。
順調にピッチを上げる。
山頂の喧騒。
それでもしっかりと記念写真。
鳥海山をバックに。
丁度正午。まだまだ登ってくる。
残念だがゴール。