下北半島92山+

1/25000地形図に表示されている下北半島内の(ヤブ)山、92山+αを紹介しようと思いますが、いつになったら終わるか。

桃洞沢

2018-08-27 07:57:51 | その他の山

台風一過。
いや、二過か。
天気予報も25日の午前中まで雨は残るものの、午後からは曇の予報。
26日は一日中曇。

25日は移動日。
八戸山水会のパーティーが待つ、森吉親子キャンプ場へ。
午後5時、約4時間で到着。
3時半から飲んでいるというメンバーと合流し大宴会。
10時就寝。

26日、5時起床。
各自食事や準備を終え、森吉山野生鳥獣センターへ向かう。
いつもなら気持ちの良い樹林帯は、無数の蚊が待ち受け、競歩並みのスピードで逃げるように歩く。
入渓地点で「ホッ」。
ここから少し歩くと、いきなりドカンと桃洞滝が現れる。
流量は思ったほどではないが、コケの付き具合をよく見ると、通常より3~5cmほど増水している。
ナメと滝の連続に、飽きることはない。




トイレの前にテントを張る。総勢10人のP




見た目は優雅だが、蚊に襲われながらの歩きだ。




桃洞の滝




男滝の前でポーズ。右にボルトが埋め込まれている。




途中から雨が降り出し、雨具の上だけを切る。
二つ目の二又を、本流と分かれて左に入る。
ここからは、(確か7月末?)の豪雨の影響なのか、倒木や土砂崩れで、沢は荒れだす。
一部、沢が塞がれてダム状となっている所があり、腰までの水深となっている。
この様な即席ダムは、水位が増すと簡単に決壊し、鉄砲水となる。
ヤブ漕ぎもなく、尾根に出て一休み。
後は下るだけだ。




尾根の上で各自エネルギー補給




赤水沢に降り立ち、昼食の予定が、降りやまない雨で早々に切り上げ出発する。
地下足袋のスパイクが、抜けるのならともかく、内側に食い込んできた。
わらじを借り、少しでもクッションを作り、違和感を減らす。
いったん沢から抜け、陸上を少し歩いて、桃洞沢に降り横断する。
桃洞赤水分岐だ。
残り少し。
再び、蚊の大群の中に突入。





ステップを利用して降りる。




木や笹に掴まり下降。




最後のハイライト、兎滝。ここは懸垂下降。




天国の散歩道を三々五々歩く。




森吉山野生鳥獣センターのトイレを借りて、着替えを済まし、職員と少し話をする。
やはり、枝沢のダムは報告が入っているようだ。



明日、明後日の天気は

2018-08-24 08:15:56 | 92山

台風19号、20号の進路と土日の天気が心配で、ネットであれこれ・・・・。
って、突然、「おめでとうございます  Googleをお使いのあなた」なる通知が表示された。

 





あなたと呼ばれた私は、Googleを使っているので、ついつい先を読んでしまった。
なんだか横文字が並んでいて訳が分からないが、とりあえず何かが当選したようだ。
てなわけがないので、無視した。


天気の方は、いつも見ている「日本気象協会」のサイトによると、今日の夕方から雨。
この雨が明日の午前中まで続く。
予定の沢の水量が心配だが、何とかなりそうだ。
今日帰ったら準備をしよう。


小滝沢

2018-08-21 08:42:17 | その他の山

8月だと言うのに肌寒い。
雲の隙間から青空が見える。

田代高原駐車場には我々の他に3台の車。
2台は1台をここのデポして、赤倉岳へ向かう。
もう一台は単独で、長靴を履いているので、周辺の散策か?

8時近くに出発。
F1まではゴーロ帯を我慢の歩きだが、F1からは滑床となり、変化に富んだ地形となる。
3人は右を巻いたが、1人はシャワーで直登。
落ち口に、例の長靴さんがいた。
どこで追い越されたのか、聞いたら、ヤブを漕いで来たと言う。
彼と合ったのは、これが最後で、後をついてくる気配もなかった。




この様な河床を2時間近く歩く。




F1の上、スパイク地下足袋にわらじを装着した。奥に見えるのが長靴さん。




次から次と滝が現れる。




1000m付近の岩畳ではるかに見える下北半島を眺めながら、昼食休憩。
最後の滝を右に巻き、凡そ1120mと1140mに顕著な枝沢が流れ込んでいるが、1140mを選んだ。
最後の詰めはヤブとなるが、100~200mほど漕ぐと、草原にでた。
ここで、しばし解放感に浸る。




景色を楽しみながらの昼食




ヤブ漕ぎが終わり、草原に出る。登山道は目と鼻の先だ。



帰りは、刈り払いされた登山道を、アップダウンしながら徐々に降る。
長い登りで尾根上に出ると、雛岳分岐。
少し下がると、ブナ林の落ち葉道となり、気持ちが落ち着いてくる。
一日の最後に相応しい景色に感謝。


ワラジ

2018-08-16 14:48:58 | 92山

7年ぶりぐらいにわらじを編んだ。
7年前に某山岳会のホームページを見ていたら、ワラジの作り方が載っていた。
感心したのは藁から作るのではなく、PPロープから作ることだ。
かつて家の近くに、藁縄の工場があったが、今はすっかり手に入りにくくなってしまった。
PPロープは、ホームセンターで簡単に手に入る。
買いに行ったら、一巻き(200m)1000円程度だった。
一足で約40~45m使用するので、一巻きで4足は作ることができる。
7年前に数回使用したが、かなりフワフワした感じで、フリクションもバッチリ、調子が良かった。

前回の沢で滑りまくったのと、次回の小滝沢に向けての対策だ。
4人で行くつもりだが、フェルト靴を持っていない二人に履いてもらうためだが、自分も使うつもりでいる。
登り切って、登山道へ出るため枝沢に入ってからは、スパイクの方がいいと思うからだ。

結局、前回の残ったものも利用して5足完成させた。
日曜日が楽しみだ。




某山岳会の作り方では左右の輪っかは3ヶ所だが、4か所にし、足に固定しやすくした。


滝ノ沢

2018-08-13 07:42:21 | その他の山

前回の五階滝沢は0階に終わったが、懲りずに、隣の沢「滝ノ沢」へ出かけた。
国土地理院の地形図と林班図では、沢の名前が異なっている。
ここでの名称は、小さな沢へも名前が付いている、林班図による。
よって、地形図の滝ノ沢はカモリ沢と表記している。
滝ノ沢はさらに上流の沢となる。

出発は前回と同じ、砥石川林道起点。
2つ目の滝で右の、三九郎川へ入る。




ここを右に進む




四郎兵沢出合を過ぎ、ほどなくしてカモリ沢が右から合流する。
小さな段差は所々にあるが、ほとんど変化のない地形だ。
川を横断する橋や砂防ダムで位置を確認しながら、進む。




右を経つったが、滑って、今季初のドボン。




二又が現れ、右のハネツル沢へはいる。
すぐに目的の滝ノ沢が右から合う。
予想を裏切り、水量は多い。
最初の小さな滝を超えると、幅は狭いが、ナメ滝状となる。
標高差で100m位の、快適歩道だ。




快適な滑床を尾根に向かう




途中で二又に分かれる。
方向では右だが、ナメが続きそうな左を選択。
だが、すぐにヤブ沢に変わる。
かなり古い作業道へ出たところで、休憩。
大分左に振りすぎている。
ほぼ90度、右に方向を変えて、目の前の乗越をめざした。
尾根の上には送電線が走っていて、管理用道路まであるので、ここの大休憩。
地形図ではこの尾根の一本南の尾根から湯ノ川越へ送電線が伸びていることになっているが、今はない。




尾根上の送電線




藪を降り、カモリ沢を目指す。




十分休憩を取り、カモリ沢へ下る。
沢床はかなり滑る。
この様な岩では、フェルトが正解だろう。
スパイク地下足袋は逆効果だ。
地形図の「滝ノ沢」の名称には嘘はなく、大きな滝が連続する。
最初はロープを出して、下降していたが、釜の状態が上からでは分からない滝まで現れ、巻くことにする。
それ以降、すべての滝を巻いた。
標高300mからは、滝も少なくなり、ただただ三九郎出合まで黙々と歩いた。
突然橋が現れ、ハネツル沢林道に出た。





こんなところでも滑って危ないのでロープを出した。この上段ではウォータースライダーができた。




今回はカモリ沢の下降に、予想以上に時間がかかり、計画からほぼ1時間遅れの行動となった。