朝5時30分に家を出る。
あまり芳しくない天気だが、とりあえず箒場に向かう。
8時半前に到着。
駐車スペースには3台しか停まっていなかったが、出発する頃には満車になった。
炊事場までは先行者のトレースを使うが、少しの躊躇後、左の山水会コースへ。
ここからH950m付近まで一人ラッセルとなった。
H950mからは、先行者のトレースを使うが、滑って歩きにくい。
徐々に雪が締まってくる。
見上げると馬面岩には数人の先行者が、休憩が終わり、動き出している。
左の沢には、早くもスノボのシュプールが見える。
山頂は思ったほどの風もなく、青空も見える。
新しいスキーで、ツリーランの練習に来たのだから、帰りは往路を取る。
北側の無立木帯を、馬面岩まで滑り降りる。
なんと、結構な人たちが登ってきている。
雪は少し重く感じたが、自分なりに満足できる滑りができた。
広い沢まで滑り降り、日当りの良い場所で、ツェルトも張らずに昼食。
見ると、一人ラッセルの跡に、数本のストック跡が付いている。
4~5人は入っていそうだ。
ゆっくりと休みを取り、箒場に着いたのが12時50分頃。
これから山に入る数人のパーティーに合う。
荷物をまとめ、東京から帰る女房を迎えに、七戸十和田駅に向かう。
来週は、前日に飲み会が入っているので、下北の山だな。
(一人ラッセルを振り返る。足首程度でさほど負荷はかからない。この辺りから斜面はきつくなる。)
(今日もご機嫌麗しの様子)
(山頂から、雲が掛かる大岳方面。高田~赤倉に守られて姫の機嫌がすこぶるいいのが分かる。)
(帰りの馬面岩付近。結構な人が登ってくる)
(H950m付近。下手だが自己満のシュプール)
(安全第一で超低速ターン。雪がだいぶ重く感じる。)
一昨日、スキーが届いた。
ブーツもピッタリ。
実際に、ビンディングにセットしてみたが、なかなかうまく入らない。
慣れが必要だ。
今までのスキーの中では、一番長いが軽い。
スキーのデビューは、八甲田だろうな。
下北の山では、傷だらけになりそうだ。
日曜日まで、体調を整えておこう。
やはり、雛岳か。
(高田-雛の鞍部から)
18日からのどが痛くなり始めた。
薬を飲み、マスクをしながら仕事をしているが、直る気配がない。
風邪をひくと扁桃腺が腫れ、熱が出る体質なので、10年以上前に民間療法をダメもとで試してみた。
思い返すと、それ以来、扁桃腺が腫れていないので、かなり効きの良い民間療法だったと思う。
仙人草による療法だが、詳細はここの記事を読んで欲しい。
下手に食べると、胃腸が炎症を起こし、最悪の場合、生死にかかわるらしい。
草花に詳しいい方に、尻屋から取ってきてもらったのだが、さすがに「寒立馬」も食べないときいた。
(春になったら仙人草を取りに行こう)
買ったばかりのブーツが決定的に合わないことが判明。
両足とも、小指の付け根と親指が痛い。
内側のくるぶしも痛い。
13日は何とかなったが、14日は危なそうだったので、テーピングをして臨んだ。
それでも少し水ぶくれができた。
八戸に用事があったので、ついでにグリーンハウスへ。
今持っている兼用靴で一番フィットしているのが、スカルパなのでまずはスカルパを試着。
なかなかいいが、少し狭い。
ディナフィットを試し履きすると、これ以上ないほどピッタリ。
即決で購入。
ブーツの隣で売られているビンディングが気になる。
TLT・・・・・、軽そう・・・。
「ちなみに、ちなみにだけど、板とビンディングとシール、ブーツセットでいくら?」
ついつい聞いてしまった。
「今なら、安いやつで10万円くらいで揃いますよ」
「用事を済ませたら、また来ます」
結局、
兼用靴、板、ビンディング、シール、リーシュを買うことになった。
板はこだわりがないので、ほぼ言いなり。
ビンディングは一番軽いやつ。
シールは今まで使って、安心感のあるG3を選んだ。
10万円をはるかに超えてしまったが、13、14日の高揚感がまだ収まっていないようだ。
1mmでも気持ちよく、うまく滑りたい。
スキーが届くまで1週間後。
お雛様の呪いが続く。
13日・14日で所属する会の新年会に行ってきた。
1日目は雛岳。
待ち合わせ時間より、1時間も早く着いたので10分程度ラッセル訓練をして体をほぐす。
無風、晴。
山頂が光り輝き、我々を待っている。
堅雪の上に前の晩に降った雪が30cm程度積もっている。
低温で、雪は軽い。
良いペースで硬度を稼ぎ、難なく山頂へ。
弱層テスト後、東尾根に滑り込む。
初めてのコースだ。
雪は軽く、あっという間の滑降。
沢を渡り、登りに使った尾根へ戻り昼食。
再び登り返して、滑降開始。
そのまま箒場へ。
(今日の姫は機嫌がよさそうだ)
(総勢11人 脛の中ほどのラッセルも気にならない)
(良い林に良い斜面。気分は最高)
(山頂で高田をバックに)
夜は宴会。
二次会にはその日の動画まで上映されて、大いに盛り上がった。
14日。
高田大岳東斜面へ。
黒森峠は10台近く駐車できるスペースが確保されていた。
除雪隊の皆様に感謝。
昨日の疲れが残っていて、歩き始めは少し辛い。
沢を数本超え、ほぼ一直線に高田東斜面1300m付近を目指す。
一度雛岳との鞍部に滑り込み、昼食。
昼食後、滑降地点に登り返して無立木の大斜面を各々シュプール刻み、帰路に着いた。
(昨日のメンバーに2人加わり、13人でラッセル)
(尾根コースしか歩いたことがなかったが、こちらも良いルートだ)
(高田-雛の鞍部からお雛様を望む)
雪質が良く、最高の2日間だった。