下北半島92山+

1/25000地形図に表示されている下北半島内の(ヤブ)山、92山+αを紹介しようと思いますが、いつになったら終わるか。

グルースクレーパー自作

2019-05-17 15:36:14 | 装備

そろそろスキーの保管を考える時期が来た。
最近悩むのが、スキンの保管方法だ。
グルーがダメになり、手間暇かけて塗り直すのはあまり楽しい作業ではない。
以前、コールテックス(CL)のグルーを使っていた頃には一度もなかったドロドロが、ブラックダイアモンド(BD)に変えてから、頻繁にある。
CLに比べBDの方は粘着力があり、何度も張ったり剥がしたりを繰返す縦走向きのような気がする。
CLは粘着力が少ないものの、扱いやすくべた付くことはなかったが、気温が低い時や粉雪の時は接着力が落ち、剥がれやすくなった。
この様に考えている人が多いのか、BDでは以下の注意事項を上げている。

1.クライミングスキンのグルートラブルを防ぐ
https://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/support/techinfo/TI2007_BD_Climbingskin-Maintenance.html

2. クライミングスキン保管上の注意
https://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/support/techinfo/TI2005_BD_Climbingskin-Notice.html

3. クライミングスキンの取り扱い方法
https://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/support/techinfo/TI2003_BD_Climbingskin-Usage.html

その他のテクニカルインフォメーションは、「https://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/support/list_tech.html」 
で説明されている。

 これを見るまで、空気に触れる面積が多いほどトラブるとのネット情報を勝手に信じていた。
完全に乾燥させて保管すればいいということになる。
それにしても、今回のドロドロ状態はひどすぎる。
1.5シーズンしか使っていないし、今期の使い始めはそれほどでもなかった。
今は、チートシートやスキーから剥ぐときに、納豆のように糸を引く。
当然、シートにもスキーにもべっとりと残る。
鳥海山から帰った次の日、八戸に行く用事があったので、購入店にドロドロのシールを持って行き、「保管方法が悪いのか」、「使用方法が悪いのか」聞いてみた。結果は、担当者が居ないので、シールを置いて行って下さいだった。
後日、担当者から電話があった。話を要約すると、
  1.グルーがすっかり腐っている。
  2.原因は暑い室内(32℃以上)で保管したせいだ。
  3.特にG3のシールは暑さに弱いようだ。
とのことだった。
冷蔵庫での保管を勧められたが、それができるほど、冷蔵庫に余裕はないし、100%女房の許しが出るはずがない。
調べたら、3組あるうち2本は張替えが必要だが、1組はそのまま使えそうだ。
で、次の対策を取ることにした。
  1.グルーを剥がし保管する。
  2.11月に入ったら、グルーを塗り直す。
これで、来シーズンのシールはバッチリだ。
3.その次のシーズンは、完全に乾燥させてから、ボイラー室に保管しよう。
暖かいが、換気窓以外に窓がないので、32℃以上になる可能性が一番少ない。
グルーを剥ぐ準備だが、同じことを考えている人が多くいるようで、グルースクレーパー(伝熱スクレーパー)を自作している人がいた。
今までは工具のスクレーパーをバーナーやアイロンで熱して行っていたが、今回は、ネット情報を参考にして、自作してみた。
ようやく本題に入る。

【準備するもの】
  ・アルミ板(1mm程度)
    ホームセンターで売っている。何かで使った残りが家にあったので0円。
  ・ボルトナットセット(M3-20)---(M3-10)でもいいみたい。
    ホームセンターにて97円で売っていた。
  ・はんだゴテ(30W)
    百均にて500円で購入
  ・カッター
    アルミ板を着るのに使用。百均でも売っている普通のカッター。家にあったので0円。
  ・やすり
    アルミ板のバリ取りに使用する。百均でも売っているが、家にあったので0円。
  ・ハンドドリル(φ2.0mm、φ2.5mm日本セット)
    ボルト穴の先導孔を開ける。以前、アルコールストーブ作成用に買っていたので0円。
  ・ステンレス用ドリル(φ3.6mm)
    ボルト穴を開ける。これも家にあったので0円。ちなみにホームセンターでは577円で売っていた。
  ・その他
    カッティングマットやスケール、定規、マスク等





これにアルミ板が必要だ。



【作製】
 作業は、いたって簡単だ。
  1.アルミ板を幅120mm、高さ80mmと幅80mm、高さ20mmの2枚、カッターで切る。
   紙のように一度では切れないので、何度も切り込む(百回程度)。
   アルミなのでハサミでも切れそうだが、ゆがむ恐れがあるのでカッターの方が無難だろう。
  2.バリをやすりで取る。必ずマスクをする。
  3小さい板にセンターを出し、適当な位置にボルト穴を開ける。
  4.小さい板の下に鉛筆など丸いものを置き、センターから少しだけ曲げる。
  5曲げた板を大きいほうの板に重ね、誤差がいように丁寧にボルト穴を開ける。
  6はんだゴテを5cmほど重ねて大きい板の上に乗せる。
  7小さい板を被せ、ボルトナットで締める。

以上。
ボルトナットは締め付けすぎると、削る部分がひずむ恐れがあるので、少し固定する程度でやめておく。
見た目を気にしないなら、ボルトナットの代わりに、釘で穴を開け、アルミ針金で固定しても大丈夫だ。




加工後のアルミ板




なかなか良さそう



【作業】
 実際の作業はまだ行っていないが、コンセントに挿すと熱くなるのでうまくいきそうだ。
 百均のはんだゴテのコードは短いので、延長コードが必要だ。
 また、コテを置く台も準備したほうがいい。ドンブリでもいいと思う。
 来月には、グルー剥ぎをするので、実作業の報告は後日。
 温度調整するのに、パワーコントローラーでも買おうかと思うのだが、面倒なのでまずは使ってみよう。

 【購入】
 本物のグルースクレーパーは、7,020円で売られている。

 https://item.rakuten.co.jp/yoshikip2/10030105/

 アマゾンでは「現在在庫切れ」だ。
 はんだゴテに装着するタイプが売られているが、レビューが悪いので買わない方が無難だろう。

 https://www.amazon.co.jp/%E3%81%AF%E3%82%93%E3%81%A0%E3%81%94%E3%81%A6-%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%BC-%E3%82%B3%E3%83%86-%E3%83%A9%E3%83%99%E3%83%AB-%E5%89%A5%E3%81%8C%E3%81%97-%E3%81%AE%E3%82%8A-%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0/dp/B00QWFZKQG/ref=pd_lpo_sbs_200_img_0?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=NKY2DZMSADMTPD4JV4MB

 

使用してみました。
https://blog.goo.ne.jp/asahina874/e/0b5a36de387ae6e66034e1c5d4325b2e
へどうぞ。



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