京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

井戸茶碗

2013-08-01 11:59:21 | 作陶館日記
今回は作陶教室で作っていただく『井戸茶碗』についてのお話です。

井戸茶碗とは李朝全盛期時代の朝鮮半島で焼成された高麗茶碗の一種で
お茶の世界では「一井戸・二楽・三唐津」と言われ茶碗の王様として珍重されているお茶碗です。
特に国宝の「喜左衛門」が有名ですね。
現代作家の多くの方々もこの井戸茶碗の魅力にひかれて作られています。

そんな井戸茶碗ですが、非常に約束事の多いお茶碗なんです。

胴をめぐるロクロ目。
見込みが深い茶溜り。
竹節高台。
高台脇(脇取り)
兜巾高台
枇杷色の肌。
高台まわりの梅華皮。


写真では判りにくいかもしれませんが内側を深く作っています。


胴をめぐるロクロ目。井戸三段ともいわれます。
そして竹節高台。


高台内側の兜巾高台。
兜巾とは山伏さんが頭につける小さい帽子の形から取った名前です。
まんなかが円錐形に尖っています。


枇杷色の肌。


高台まわりの梅華皮。
梅華皮(かいらぎ)とは刀の柄に使われている鮫肌の部分です。



これらの約束に叶った、凛として威風堂々とした井戸茶碗を目指して作っていただきます。
どうですか?
難しそうですか?
でも挑戦しがいのある茶碗だと思いませんか?
貴方のチャレンジをお待ちしております。

朝から打っているブログが夕方になり、すっかり昨晩のお酒が抜けました(笑)
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納涼呑み会

2013-08-01 11:16:15 | お出かけ
暑い暑い夏を乗り切ろう!
と言う事で、飲み会をしました。

イエ~イ!(笑)

地鶏屋さんで、美味しい飲み物・食べ物を頂き・・
南船場からも駆け付けて・・(後で、愛宕さん参りから戻った右典さんも合流し)

今まさに、食べ始めを。。
『 早く食べてくださいませ 』お邪魔しました~(笑)

しかし、ただ食べているだけではありません。
ご結婚をされる皆さんへの提案で、
『 箸置きのプチギフト 』を考えたのですが、
その、使い勝手や、作り方のおさらい、
釉薬の掛け方、ラッピング。。と、
普段、宇治と大阪でなかなか会えないので、ここぞとばかりに仕事モード。

いや、最初の1~2分だけでした(笑)

でも、実際食べ物を前に、使ったお箸を休める場所を作り、
写真に収めてみると・・

イイ感じに見えませんか??


夫婦二人のご飯のお供に。
二人の記念の日に来てくださったお客様方のご飯のお供にも。

チョッピリ喧嘩しちゃった日も、

少しずつ、箸置きの場所・・心の距離を狭めていけば、
お互いのグラスに美味しい飲み物をつぎ、
カンパイ☆なんて、言えちゃいそうな気がしませんか?

箸置きの裏には、記念の日付や名前なども入れられるので、

しみじみと思い出したり、思い出していただけたり。。

結構、イイと思うんですがね~。
でも、飲み屋さんさんにはもっていかないでくださいね。
忘れてきちゃうこと、間違いなし!になっちゃいますので。(笑)

何はともあれ、いつもとは違う場所で
いつもの顔ぶれが、陽気になる。。
いい夜でした。
皆様も是非、納涼ご飯会を(笑)

ごちそうさまでした~。
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