京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

祇園祭 神輿

2014-07-19 22:55:52 | 気になるコト
山や鉾が熱く練り歩いた17日、巡行の夕方。
実はもっと熱い祭りが開催されておりました。

祇園祭と言えば、宵山でにぎやかに過ごし、巡行を見て夏を感じてしまいがちですが。。
実は・・
『 祇園祭とは7月1日から1か月間にわたって行われる長い祭である。
祭行事は八坂神社が主催するものと、山鉾町が主催するものに大別される 』

その、八坂神社主催で行われている祭りが行われておりました。
神幸祭・還幸祭(神輿渡御)(しんこうさい・かんこうさい・みこしごぎょ )
こちらが本来の神社の中心行事で、

八坂神社から中御座神輿(なかござみこし)・東御座神輿(ひがしござみこし)・西御座神輿(にしござみこし)の
大神輿3基に召した神々が各氏子町を通って渡る神事。
7月10日に鴨川で神輿洗いの神事の行われた後、八坂神社の舞殿に神輿三基は安置される。
15日の宵宮祭で神輿に御霊が移され、
7月17日に神幸祭が行われて(山鉾巡行で浄められた)四条寺町にある御旅所
(平時は土産物を売っている「四条センター」)に還幸祭の行われる7月24日まで神輿が滞在する。

神幸祭は朝の雅やかな山鉾巡行とは打って変わって、
夕刻より行われる神輿渡御は勇壮豪快で荒々しいのが特徴である。
3基の大神輿を総勢1000人以上もの勇猛な男達により担ぎ揉まれて神輿が暴れ狂う様は圧巻である。
いわゆる暴れ神輿というものである。
 
荒々しそうな男たち。熱気ムンムンです(笑)

神社からの宮出しを完了した3基の大神輿と1基の子供神輿は
祇園石段下交差点の楼門前に集結しての揃い踏みにて神輿全基連合で勇壮に担ぎ上げられ練り暴れて、
楼門前は歓声に涌きかえる。
その後は神輿はそれぞれ別ルートにて御旅所へ向かう。
 
祇園祭の神輿を担ぐ時の掛け声は「わっしょい」ではなく「ほいっと、ほいっと」である。
慎重に担ぐ場面では「よーさー」に変わる。

神輿を担ぎ終えた(置いた)時には「よーさの チャチャチャ(拍手3回)」である。
又、神輿を担ぐ時は通常時は肩に乗せるが腕を伸ばして神輿を持ち上げた状態を「差し上げ」、
差し上げた状態で右回りに神輿を回転させる事を「差し回し」と言う。

見てみたかったですね~。・・毎年、巡行の話ばかりだったので今回は神輿の話も。
まだまだ京都の暑い夏は続きますよ~。

宇治?涼しいですよ(笑)。お待ちしております。
コメント
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