京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

お客様

2013-04-21 13:03:24 | 作陶館日記
先日、南船場教室で開催されたカフェオレボウル作りの続き、
絵付け体験が宇治で開催されました。

割烹着を着て、いざ!

 
皆、真剣。

メラメラ~!!

写真撮影も(笑)

朝から、玄窯横が賑やかでしたよ~。
元気を頂きました。出来れば、若さも頂きたい・・(笑)
焼きあがり、お楽しみに!

そして、同じ日にもう一組のお客様。
佐川美術館で開催されていた『 京焼 美と技の伝承展 』で
お世話になった学芸員の方々。
この日、各先生方へ作品のお返しに京都市内各地を回ってこられ、
締めに宇治にお越しいただいたとか。

窯元と、学芸員の方々。
「 ハイ、こっち向いて~ 」

にっこり。すかさず パチリ(笑)

丁度この日、佐川美術館で開催させていただいた
器作りワークショップの作品が焼きあがっていたので、
お持ち帰りいただくことに。


その間、教室の皆さんが器の仕上げをされている所を
ご見学頂き・・。


何はともあれ、作品が焼きあがってお渡しできた事に、ホッ。
まだの皆さん、お楽しみに~!

お客様方でした。ありがとうございました!
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聞香体験・3

2013-04-19 10:11:00 | お出かけ
さぁ、最終回です(笑)

今日は、聞香体験で、驚いた事を書きますね。
まずは、お香の原料になる代表的な見本。

ズラッ。

上段右から・・
貝の蓋、木の樹脂、クローブ( ちょうじ )、鹿の匂い袋、樹脂が半分化石化した木(香木)、八角

下段・・
草の根、ウコン、山椒の根だったか・・記憶がぼんやり(笑)
ズラズラ~ッと並ぶ様は、格好イイ!

鹿の匂い袋は、麝香鹿( じゃこうしか )と言う鹿からしか取れないらしく
ムスク (musk) と呼ばれております。
甘く粉っぽい香りを持ち、香水の香りを長く持続させる効果があるため、
香水の素材として極めて重要であった・・そうですよ~。

麝香鹿( じゃこうじか )

なるほど、香水で ムスク と呼ばれる物がありますね。
薬としてはこれをそのまま、
香水などにはこれをエタノールに溶解させて
不溶物を濾過で除いた チンキ として使用していた。。

赤チンのもっと高価なもの?( 違いますね(笑))

コレ、お店で香を聞かせていただいたのですが、
チョット甘い香のする野生のケモノ臭・・。
洗っていない、奈良の鹿の集団の匂い。ウッ臭っとなりました(笑)
( 怒られますね(笑))

さて、話はマジメになって(笑)
香炉についてです。

香炉は足が三本着いているのが主流だそうですが、
これは正面が分かりやすくする為のもので、
大きさは、聞香に限るかもしれませんが
手のひらサイズ。
そして、手のひらに載せて、親指が上の縁に掛かる高さ。
足は、畳や袱紗( ふくさ )のうえでグル~リと回したりするので、
足は全部に釉薬がかかっております。


蓋がある香炉は、炭を移動させる際に使うのみ、だそうです。
お香をたしなんでらっしゃる方なら、当たり前の事ですが、
ゆっくりと、丁寧に指導をしていただきながら、
うんちくも挿みつつ・・楽しんだ、初体験ばかり。

いつか、香炉を作るときには、
高さ厚み、釉薬のかかっている部分・・など、
細部が理解できてとっても勉強になりました。

後は、香をあてる 源氏香( げんじこう )と言う、遊びもあるそうで、
難しい説明は省き・・、
全部で52通りの香の組み方があるそうです。

私には無理~(笑)

香を聞いていると( お香の世界では、嗅ぐとは言わず聞くといいます )
段々と嗅覚疲労か、よく解らなくなってくる(笑)

けれども、楽しかったので機会があれば皆さんも是非!
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聞香体験・2

2013-04-17 22:50:31 | お出かけ
聞香体験、続きです。


活火山の火口。。ではなく、
ココから細く出てくる熱によっていい香りが漂う・・。
きょうは、お香のうんちくを。
先生から聞いたものを、ほぼそのままに(笑)

お香の歴史は古く、その昔淡路島に漂着した木を漁師が火にくべたところ、
とってもいい香りがしたので、朝廷に献上したのが始まりだそうです。
その漂着したのが 595年 4月。
( 「香」の字を分解した「一十八日」をあわせて4月18日がお香の日だそうな )

平安時代には、着物に香りを移すことが大流行。
薫物( たきもの )といいました。
( 種々の香を調合して作った練り香。また、それをたくこと )

武家の時代になり、薫物から、
香木の香りを楽しみ、たしなむ香道への姿勢ができ、
香木に価値が出、武将が収集するようになったそうですよ~。

そうして、今のお家元たちの租となる方々と
足利 義政が『 六国五味 』( りっこくごみ )として、
お香の性質を6つに割り、香りを5つの味にたとえるように決めたそうです。


六国。。伽羅・羅国・真南蛮・真那賀・寸門陀羅・佐曾羅
   ( きゃら・らこく・まなばん・まなか・すもんだら・さそら )
五味。。甘・酸・辛・鹹・苦
   ( かん・さん・しん・かん・く ) かん・・塩辛いという意

甘い・煙たくて苦い・・以外は、
相当意識を集中しておかないと、聞き取れませんね(笑)

香を聞くときは、香炉の上部分を右手で覆い顔を近づけ静かに吸い込む。
はくときは、顔を横にそむけて出す。
その動作を3回~5回するうちに、香りを聞きます。

しかし、塩辛いってどんな香り?
まだまだ無の境地には入り込めません
むしろ、迷宮に入り込む(笑)

調べていたら、こんな表があったので
乗せてみますね。

伽羅 ( きゃら ) ベトナム・・・・・ 苦
羅国 ( らこく) タイ・・・・・・・ 甘
真那賀 ( まなか ) マラッカ・・・・・ 無味
真南蛮 ( まなばん ) マナンバール・・ 鹹
佐曾羅 ( さそら ) サッソール・・・・ 辛
寸聞多羅 ( すも(ん)たら ) スマトラ・・酸

現代では無い国もあるようです。
なんだか、お香に詳しくなった気分?(笑)

しかし、真南蛮の香りを聞いたはずなんですが、塩辛かったっけ~?
( 私は、あっさりした甘い香りに感じました。まだまだですね )

そして、まだまだ引っ張りますよ~。
もう一回、聞香体験のお話にお付き合いくださいませ。
また次回~!(笑)
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聞香体験( もんこうたいけん )

2013-04-16 13:39:37 | お出かけ
聞香体験・・お香を焚いてみる体験をしてきました。

香炉・お道具・香木のセット。

香炉に火をつけた炭団( たどん )を火箸( ひばし )で埋め込み、慣らしていきます

たたんだ扇子の様なお道具。
裏に細かい筋目が入り、山型にならしていくと、
枯山水のような美しい筋が浮かび上がってきます。
・・無の境地には程遠い・・(笑)

一緒に体験をしたのは、このメンバー
 

丁寧にご指導していただきながらですが、難しい・・(笑)
茶道同様、作法があり、先生は一つ一つの動作が美しい。

使ったお道具は・・
火箸・灰押さえ(扇子のようなやつです)・
羽箒( はぼうき )、これは、灰を整えたあと、飛び散った灰を掃き清めます

そして、香木を置く段階になると、銀葉鋏( ぎんようばさみ )、香匙( こうさじ )を使います。


銀葉とはなんぞ?ですね。
炭団を埋めた灰の上に、雲母( うんも )の板を乗せ、
香木を乗せる、お道具です。

雲母( キララとも呼ばれる、鉱物です )の周りを、
銀のようなもので縁取りをしてあるから、そう呼ばれるのかもしれません。
乗せた状態が、コレ。真ん中の茶色い物が香木。


香木は、直接火にはくべず、銀葉の上に乗せ暖めて香を出します。
今回の香木は 『 伽羅 ( きゃら )・真南蛮( まなんばん )』
どちらも甘い香が特徴ですが、真南蛮の方がスッキリとした甘さでした。


煙が出ると、香が台無しになるので
火加減が難しい。。らしいです。(笑)
そして、気持ちを集中して、香を聞く。
ファーストフラッシュではないですが、
最初に立ち上がってきた香が 一番甘~く、酔いしれるような感じでした。

今日は、とっても大まかに体験した手順をご紹介いたします。
初体験の事だったので、色々書きたいけれども
長~くなるので、続きはまた次回~(笑)
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春ふかし・・

2013-04-13 14:59:55 | 気になるコト
春ふかし・・とは、言いませんが(笑)太陽は春。

・・今朝方の 地震 には驚きました。
時間も阪神淡路大震災と同じ頃・場所も淡路。
以前より揺れはゆるやかに訪れたようで、
宇治は震度3。
朝日焼は、ありがたいことに被害はありませんでした。

そして、今日のお客様との会話は、地震から。
皆、心の中に不安を抱いた朝でした。
怪我などされた方々もいらしゃるようで、心配です。

主人は、携帯が警告で鳴り揺れ初めた時、
観念というか、開き直って寝たそうです。
せめて、子供達の安否を見に来て欲しかった~
その両チビ、グウグウ 寝ておりましたが・・(笑)

そんな両チビの五月飾りを実家の床の間に飾ってもらいました。

写真が暗いですが、主人の実家からの贈り物。
立派な武将になれそうです(笑)

大チビ、刀が気になって気になって

小チビは、太鼓(笑)

暗くなると たいまつ を模した
灯りがともされるのですが、小チビ、コレが怖い(笑)
威勢がいいのは、明るいときだけ~。

もっと強くなろうね(笑)

春、色んなドキドキを運んできますね。
楽しいことなら、大歓迎~!
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