人口動態と世帯変化による食卓の変化。
時短簡便一辺倒の世の中で、「食」を大切にする動きも少しでてきている。
私も関わり、Fデザイン活動など実際に参加している。
先日もFデザイン会議で生産者・加工業者・小売りの方との議論がありましたが
どうしても「素材」ありきになってしまっていると感じる。
オーガニックや安心安全にかかわる取り組みは本当にすごいことだけれど
それだけでは世の食卓は変わらない。
どんなに素晴らしい素材でもその素材にあった調理法をしらなければおいしくない。
どんなに素晴らしい素材でも保管方法や食べごろを知らなければおいしくない。
素材がどんなに良くても「知識」なければ食卓に笑顔は届けられない。
素材と同じくらい「知識を伝える」ことは重要。
そういった意味で生産者と相対し、生活者とも相対する小売りこそがその両方の
使命を果たせると私は思う。
食卓に笑顔を届けることができるのは小売業。
だから小売業はもっと素材を勉強し、調理や料理の知識を学ばなくてはならないと思う。
そしてそれらを極めることが他社との差別化となるはず。
自社色をいかに作り上げるか。そしてそれには絶対的な知識・見識が必要。
そういう個性みたいなものが小売業で必要な時代。
そのカギを握っているのはTOPの方々なんだと感じます。
私たちがどのようにして小売業を支援できるか。
いいかえればどうしたら理解いただけるのか。
今一度考えていきたいと思います。