9年前に亡くなった父の誕生日。存命なら84歳。
今思うのは父は「とても偉かったな」ということ。
酒飲みの祖父と男4兄弟の末っ子で
母親を小さい頃になくし、母親の愛情を知らずに育った父。
上田高校では首席だったにも関わらず、金沢大学にまさかの不合格で
金銭的なことと、(本人から聞いたわけではないがきっと)本人のあふれる好奇心から上京。
小さな印刷会社で営業として頭角を現し、中堅印刷業を営む家の母と結婚。その後独立。
私が小さい頃は毎日酔っ払って帰ってくる父が怖かった日々。
きっと子どもに対しての接し方も良くわからなかったのでしょう。
それでも3人の子どもを歯を食いしばって母と一緒に育ててくれた。感謝しかない。
大酒飲みで陽気な一方で、非常に我慢強かった父。
今になって父の想いや考えがよくわかります。生き方も理解できます。
運命とは不思議で、私も印刷会社に入り起業した・・やっぱりどこかで父の影響を受けている。
仕事や亡くなる前の数年の闘病生活の中で少しは親孝行できたとは思ってますが
もっと仕事の話をしたかったと思っても叶いません。
父の誕生日にそんなことを考えています。