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模型雑誌の功罪


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食い散らかしを公言している割にはどちらかと言うと、空を飛ぶもののほうが地を這うものより完成品の数は多いです。上手いかは別として。

そうやって改めてショーケースの中を見ると、艦船はサッパリありません。古代の手漕ぎの戦闘船とタマゴエンタープライズのみで、亡父が戦時中に乗り組んでいた戦艦榛名を、長女が保育園に通っていた頃(ヤダヤダーと駄々をこねて珍しい中退者である)、親子で素組みしたままのものが擱座しています。

一つのカテゴリーを究めている方から見ると、立派な食い散らかしヤローなんでしょうが。

今月はスケールアヴィエーション誌の購入はパスしました。特集が筆塗り仕上げで、名人の塗り方をDVDに収めたものが付録として付いていますが、細緻な筆塗りを見せられたところで、それをマスターする頃にはジジイ(既にその領域に足を踏み入れている)になっているのは確実で、手習いとするには及ばないと思い

「買いま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜せん!」

を選択した次第です。


同じ筆塗りは筆塗りでも、アーマーモデリング誌のほうは、超絶技巧のフギアー(←お約束の言えてねー)の塗装仕上げの特集が組まれ、今取り組んでいる降下猟兵の塗りのお手本になるので、迷わず

「買います!」(無駄にひっぱらない)

宣言の1秒後には、レジに向かっていました。

幼少の頃から生活の一部として存在していたプラモデルに、最初は筆塗りで塗装しましたが、ガビガビのボテボテでこりゃ無理だと、1秒後には(←無駄に速や)筆をホカしていました。

エアブラシ塗装を始めたのは30歳手前だったような。初心者向けの簡単な機材で、均一に塗れるのは嬉しかったんですが、模型雑誌の作例のように細引きをやろうとしても機材の性能が三流で、本人のテクも三流以下。
めげずにしっかりとイラスト/美術関連の書籍を基に、エアブラッシングの基礎からお勉強して、機材も買い直してやっと思い通りの吹き付け塗装を手にした次第です。

ただ、ペタ〜ッとした仕上がりにスケールモデルとしては可としてもライブ感が無い。人が扱うものにしては生活感を見いだせない、あまりにも美しすぎる仕上がりに、ウェザリング/エイジングを取り入れてやると活きいきとしてくる事を学び、取り入れ始めました。

それはエアブラッシング単体では出来ない筆塗りが主役のテクで、ハイブリッド塗装という技法と、塗料もそれに合わせたものが流通するようになりました。

昨今、塗料の種類も増え、他社製品との組み合わせの可否など複雑化していますが、私は昔からグンゼ(クレオス )ラッカー信者で、廃番にならない限りベース塗料は不動のものです。

最新号のアーマーモデリング誌の特集に、主だったメーカーの塗料を使っての作例が取り上げてあり、大変参考になりました。

中でも、1/35 の頭部を3日をかけて仕上げてある画像には魅入りました。これこそが筆塗りによる精密描写の典型例としてガツンときました。

真似しようにもマネ出来ない自信があります。  ←ん?








昔々塗った後方に合図を出すドイツ兵です。よく憶えていませんが殆どラッカーのようです。明暗/濃淡をおとなし目に入れたもので、これが今もさして変わらない仕上がり方です。

吹き付け塗装はマスキングと一体となり仕上げていくものですが、筆塗りになると筆の選択、塗り方の選択、塗料の濃度・含ませ方と、一朝一夕にマスター出来るものでは無いので、数をこなさなければならないようです。

降下猟兵の顔の塗りも、この特集のおかげでイメージトレーニングが出来てきたので、作例のように仕上げに3日とは言わず、顔だけでも早く仕上げたいと思います。


今回はこのへんで!ごきげんよう(^-^)v

愛あるあなたのピンポンダッシュ

↓決めてちょれい↓



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