ススペ・キャンプ跡の近くの海岸には、南洋興発が使った南興桟橋が残っている。現在は途中で壊れて陥没し、利用されていない。地元の人たちが釣りをしていて、海や浜の眺めは美しいのだが、生活排水がそのまま流れ込んでいるのか、桟橋周辺には異臭が漂っていた。ススペ・キャンプからこの浜に来て泳いだ、と話している参加者がいた。
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写真はキャンプ・ススペの跡。南洋興発の製糖工場があった場所でもあり、サイパン戦のあと建物後方のススペ湖畔に民間人の収容所が作られた。今回の墓参団には衆議院議員の照屋寛徳氏も参加されていて、照屋氏はここで生まれたとのこと。ホームページには今回の旅のことや製糖工場で働いていた亡き父のことなどが記されている。
収容所について記された説明版を囲んで、当時のことを話していた。
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砂糖王公園内には南洋興発の軽便鉄道で使われた機関車が展示されていた。サトウキビの運搬に使われたもので、煙突の先端部が広がっているのはドイツ製とのこと。他に煙突が先端部まで真っ直ぐの日本製の機関車もあったとのことで、隣の博物館に写真が飾られていた。
道路をはさんで博物館があり、そこも見学した。戦前からの病院の建物を利用していて、庭には一抱えほどあるマンゴーの木があった。小振りの実が沢山なっ . . . 本文を読む
サイパンでは午前中の追悼式終了後、昼食をはさんで午後から希望者に島内観光が設定されていた。料金は昼食込みで8000円。申込は前日に行われ、バス2台が出たので80名ほどが参加しただろうか。来年はどうなるか分からないが、参加してみようか、と思っている人もいるかもしれないので、参考までに行った場所を紹介したい。観光といっても墓参団なので関連する場所が主となっている。
写真は島内観光の最初に訪れた彩 . . . 本文を読む