午後3時から識名霊園で南洋群島戦没者慰霊祭が開かれたので、それにも参加させてもらった。慰霊碑はガジマルが枝を広げる下にあり、敷地のまわりには南洋桜(ホウオウボク)やクワディーサーが植えられ木陰を作っている。その下にテントが張られて参列者が座っていたが、用意された椅子が足りなくて立っている参加者も多かった。ただ、年々帰還者会の会員が減るにつれて、慰霊塔の維持管理も財政的に厳しくなっているようだ。し . . . 本文を読む
そのあと高速自動車道を通って南部に移動し、昼食をとってから南風原陸軍病院壕址に行った。初めてここに来たのは大学4年生のときだったので、もう27年前になる。当時は落盤して埋まっている壕もあれば、まだ自由に入れる壕もあった。現在は戦争遺跡として南風原町指定の文化財となり、整備事業が進められている。一部の壕の内部が公開されているが、事前申込が必要で、昨日は黄金森の中を通り、周辺を見学して回るだけにした . . . 本文を読む
昨日は沖縄戦慰霊の日で、午前中は農林健児之塔慰霊祭を見学し、午後は南風原陸軍病院跡を訪ね、南洋群島慰霊祭を見学してきた。
農林健児之塔は沖縄戦に動員された県立農林学校の生徒・職員を祀った塔で、嘉手納中学校体育館の裏側に建てられている。かつての農林学校があった場所であり、塔のある小高い丘の上からは比謝川の流れを望むことができる。『沖縄大百科事典』によれば、沖縄戦では173名の農林学徒が第44飛行 . . . 本文を読む