28日は大江・岩波沖縄戦裁判の傍聴に行った。大阪地裁裏庭には、傍聴券を求めて600人くらいは集まっただろうか。さすがに今回は抽選に外れてしまったが、大正区の皆さんの好意で傍聴券を譲っていただき、法廷に入ることができた。
判決内容については報道の通りだが、印象的だったのは梅沢氏の落ち込みようだった。裁判官や被告側が引き揚げ、傍聴席にほとんど人がいなくなっても、しばらく椅子に座ったままだった。原告側の弁護士たちに促されて立ち上がり、法廷を出て行った。ある人の話では、出てきたときに支援者へ「お役に立てませんでした」と頭を下げていたという。
そのあと、裏庭で開かれていた被告側支援者の報告集会を聞き、大江氏と岩波書店、弁護団の記者会見も中に入って聞いた。
昼食をとって知人と喫茶店で話し、店を出ようとしたら、少し離れた所に梅沢氏と藤岡信勝氏、松本藤一弁護士、もう一人知らない男性の四人が座っていた。藤岡氏がカセットレコーダーを手に梅沢氏から取材をしているようだった。四人とも笑顔はなく、暗い雰囲気が漂っていた。今回の判決が原告側にとって、かなりのダメージだったことが見て取れた。
逆に被告側の弁護士は、2時からエルおおさかで開かれた集会で、想定していた中でも最良と言っていい判決と高く評価していた。集会の中では、つらい思いを押して新しい証言を出した「集団自決」(強制集団死)の生存者への感謝の言葉が、発言者から繰り返し語られていた。
大阪にいて、渡嘉敷島や座間味島の人たちの様子は、テレビや新聞で少ししか見られなかったが、ほとんどの人がホッとし、喜んだことだろう。亡くなった人たちが浮かばれる判決が出たことが何よりだった。
判決内容については報道の通りだが、印象的だったのは梅沢氏の落ち込みようだった。裁判官や被告側が引き揚げ、傍聴席にほとんど人がいなくなっても、しばらく椅子に座ったままだった。原告側の弁護士たちに促されて立ち上がり、法廷を出て行った。ある人の話では、出てきたときに支援者へ「お役に立てませんでした」と頭を下げていたという。
そのあと、裏庭で開かれていた被告側支援者の報告集会を聞き、大江氏と岩波書店、弁護団の記者会見も中に入って聞いた。
昼食をとって知人と喫茶店で話し、店を出ようとしたら、少し離れた所に梅沢氏と藤岡信勝氏、松本藤一弁護士、もう一人知らない男性の四人が座っていた。藤岡氏がカセットレコーダーを手に梅沢氏から取材をしているようだった。四人とも笑顔はなく、暗い雰囲気が漂っていた。今回の判決が原告側にとって、かなりのダメージだったことが見て取れた。
逆に被告側の弁護士は、2時からエルおおさかで開かれた集会で、想定していた中でも最良と言っていい判決と高く評価していた。集会の中では、つらい思いを押して新しい証言を出した「集団自決」(強制集団死)の生存者への感謝の言葉が、発言者から繰り返し語られていた。
大阪にいて、渡嘉敷島や座間味島の人たちの様子は、テレビや新聞で少ししか見られなかったが、ほとんどの人がホッとし、喜んだことだろう。亡くなった人たちが浮かばれる判決が出たことが何よりだった。