智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

叱らない「システム」

2009-03-09 11:10:31 | 開智っ娘
先週末、開智の保護者会で「親野智可等」氏の講演を聴きました

まず最新刊のチラシを見て、思わず周りのママたちと失笑
「親ががんばらないほうが子どもは伸びる


「親野智可等」氏のメルマガ、もちろん昔、読んでいました
「読んでいました」…というのは、最近は読んでいなかった、ということ。
確か「まぐまぐ」で登録したと思うのですが、以後いろいろ関係のないメールが来て困ったので登録解除したのです
でも「親力で決まる!」「プロ親になる!」…などの著書は読んでいました

「子育て」について、ただの精神論や抽象論だけでなくて、実行可能な具体的アドバイスをして下さるところが、元小学校教師であった氏の素晴らしいところです

今回の講演の主旨
子どもを叱らずに済む「環境」と「システム」の構築

片づけができない。
使えば使いっぱなし。
整理整頓が苦手。
やるべきことを後回しにする。
言われないと勉強しない。
マイペースでてきぱきできない。
プリントを朝になって出す。
ノートの字が雑。
積極的に発言できない。
挨拶できない。
(オーマイガー…全部ウチの息子にあてはまるわ

…このようなことに対して、親はついつい感情的になって子どもを「叱る」
が、子どもはもともと「苦手なこと」を直すのが「苦手」なのだ!
なぜなら、「苦手なことを直そう!」という強烈な内的モチベーションがないから。

だから、親も子どもに期待せず「直らなくてもいい」くらいの気持ちでいたらいい。
そして「叱らなくても自然にできる環境とシステム」を考え、手助けしてやればいいのだ。

「叱らなくても自然にできる環境とシステム」
歯磨きをしない
箸と歯ブラシを食卓に出しておく
整理整頓ができない
「1日10分お片付けタイム」を設け、タイマーをセットするなりしてその時間になったら確実に毎日片付けるようにする(大人も一緒に片付ける)
忘れ物をする
使う物や準備しなければならないものをなるべく一箇所に固めて置く
兄弟ゲンカをする
仲の良かった時の写真をよく見える所に貼っておく
…etc

親が子を「叱る」のは、親が子に甘えているからだ。
叱られると子どもは(無意識のうちに)自分に自信のない子になってしまう。
「自己イメージ」を持てなくなる。
「叱られて当然だ」と頭ではわかっていても、「叱る」相手に対して不信感を持ち、自分は受け入れられていないと思ってしまう。

まずは「受容」と「共感」
それが大事!
そして、叱らなくても済む「システム」を工夫する。
説教したり指示したりしてもダメ。
仕事と同様、「子育て」においても効率的・合理的なシステムを工夫することが大切なのだ。

そして、ちょっとでもできたら「褒める」
子どもが熱中していることやしつけたいことを「褒める」
それが子どもを伸ばす究極の方法だ。
褒められるとシナプスがつながり、自分に自信を持つようになる。
「自己の存在に対する自信」は、「周囲への信頼」につながる。

…そうすると、親も子も「安らぎのある生活」が送れるのだ!



……はぁ(タメ息)
「スーダラ節」じゃないけれど…
わかっちやいるけど、やめられない~~~
ってヤツで…
「受容」と「共感」が大切なことは百も承知…
でもね、わが子となると、ホントに難しいんだ、これが…

「システム」だって、少しは工夫してるつもりなんだけどなぁ
もっと工夫する余地は、確かにあるよな~~~
がんばろ~~~

アレ
でも、確か…
「親ががんばらないほうが子どもは伸びる」


最後に氏いわく…
やっても、ダメだったら、目をつぶる





コメント
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