我が家が受験を決めたのは年長の春でした。
仲良くして頂いている1学年上のお子さんが開智受験をされたお話を伺い、気にはなっていたものの何も行動に移せないまま年長の4月を迎えてしまったのです。
子どもはずっと甥や姪が通っている近所の公立小学校に行くのを楽しみにしていました。
しかし、初めて参加した開智の学校説明会で授業を見学し学校の特色を本人に説明したところ、あっさり開智が良いと言い出しました。
当初は、短期間でのチャレンジになるので子どものやる気がなければ受験は無理だろうから諦めようと思っていました。
でも、本人が頑張るということだったので、最初は反対していた主人と母を説得しました。
そしてご紹介して頂いたアヤアカデミーに5月から通わせて頂くことになりました。
勉強は先生の言われた通りに、まずドリルの基礎やパズル等から始めました。
私が仕事をしているため、平日の勉強時間は朝30分、夜1時間弱が限界でした。
そのぶん土日に集中して勉強させようとしたのですが、時間があると逆にうまく時間管理ができませんでした。
先生に相談したところ、休みにそんなに勉強させなくていいから昼間は遊ばせてあげてくださいとアドバイスを受け、平日も休日も勉強時間を同じにしました。
それからは、私も子どもも勉強のペースができてとてもやりやすくなりました。
こうして夏期講習まではパズル・積み木、ドリル、授業の復習はしっかり、予習は少し、というペースでした。
夏期講習に入ってからは勉強時間を少し増やし、授業のプリントや苦手な分野のドリルに取り組み、制作は毎日するようにしました。
9月は、試験に出そうな分野、基礎の季節やしりとり、数を中心にしながら、ペーパーB対策として夏期講習の復習、そして自己発信の練習をしました。
試験が近くなってきてからは子どもの体調管理に気を付け、規則正しい生活を心がけました。
当日、うちはある程度プレッシャーをかけた方が頑張ることができると思ったので、ご褒美を決めたり、ダメだった時のことも話したりしました。
結果は模試などとあまり変わらない出来でしたが、苦手だった制作が良かったので毎日やった成果が出たのかなとうれしく思いました。
うちは受験勉強を始めた時点で既に6歳になっていて、長年保育園で鍛えられているので性格はしっかりしており、開智に入るために勉強を頑張るという目的もはっきりしていたので割と勉強は進めやすかったように思います。
ただ、私が短気で何度説明してもわからない時や子どもの態度が悪い時についイライラしてしまって怒鳴ったことが多々ありました。
褒めることも足りなかったように思うので、親としての反省点は多々あります。
無事合格できたことは、子どもの努力、先生の的確な指導(授業の時のアメとムチがうちの子にとっては絶妙だったようです)、周りの戦友とも言えるママ達が良い見本になったのが大きかったと思います。
今回の受験を通して、子どもの学ぶ意欲を伸ばすも伸ばさないも親次第だと感じました。
今まで割と自由奔放に育ててきたのですが、子どもと向き合う良い機会になりました。
(M.H.)