我が子の小学校受験を正式に決めたのは年長に進学する春休みでした。
インタースクール入園時から、小学校は英語の時間が多い私立か、インターかな…などとうっすら考えてはいたものの気づけば年長に…
早々に大手塾に通っていたお友だちママから、既に受験勉強も進んでいる話を聞き、急に焦り始めました。
統一模試などをネットで検索するうちに、「アヤアカデミー」のページに辿り着きました。
自宅から近い!
過去の合格者数が凄い!
さらに、少人数制が好きな私は、大手のサイトを一切見ることなく、翌日すぐお電話しました。
体験入塾の日、問題を解く子どもの後ろで見学していた私は、驚きを隠せませんでした。
とても簡単な問題が全く解けない…
先生が問題を言い終わると、首を傾げてしまう…
言われていることが全く理解できていない。
問題が終わり「ママ、今の見ていてどうですか?」と田村先生。
「ビックリしました。こんなに解けないとは思っていなかったので…」と私。
「そうですね、ちょっとこれはビックリです」と先生。
家では平仮名もカタカナも読み、すらすらと絵本を読む息子。
それが仇になりました。
家でやっていた通信講座も、自分で問題を読んで目から理解して解いていた息子は、耳で聞いて瞬時に理解して解く、という作業が全くできなかったのです。
加えて、普段幼稚園で聞いている先生の指示は全て英語。
その時すでに4月でした。
あと半年…間に合うんだろうか?というスタートでした。
週一回の授業が始まり、ご褒美が好きな息子は満点時に貰えるシールに大ハマり^ ^
10枚集めたらできるガチャも楽しみで仕方ない!
それならば…と、自宅にも沢山のシールとシール帳、そしてガチャ!
全てアヤアカと同じシステムを導入しました。
(家ではペーパー3枚の満点でシール1枚に)
毎日同じ時間に勉強時間を取り、勉強を生活のローテーションに組み入れました。
スクールから帰って来て1時間。
夕食、お風呂がすんで、寝る前に30分程。
ガチャを回したくて「シールがたまるまでやる!」と1時間ほど取り組む日もありました^ ^
初めはやってもやっても減らなかったテキストのページも、続けるうちに私も息子も勉強の要領をつかむことができスムーズに進むようになりました。
ところが、6月頃、息子はプチ反抗期に入りました。
何か気に食わないと「もう勉強してあげない!」と言うのです。
「お母さん、勉強して欲しいんでしょ!」と。
ショックでした。
誰のための勉強、何のための勉強…
それを5歳の子どもにどこまで理解させることができるのか…
そんな時は、週に1度のアヤアカ教室中に、同じクラスのお母さん方とお話しすることで本当に救われました。
「私、今育児ノイローゼだ!」と言って聞いてもらい、お互いの話をしながら笑い合える時間が私のリフレッシュ時間となりました。
コロナ禍で学校見学や体験入学がことごとく中止になる中、この小学校に行きたい!と息子に感じてもらうことも難しかったです。
パンフレットを見て行事の話をしたり、一度だけ参加できた体験入学の時の話を何度もしたり…
私自身2校の志望校で迷っておりました。
しかし、息子から「ここは、制服が嫌だ!」の一言…
それも含め、深く各学校を知るうちに、息子の性格やカリキュラムも含めて、ここがぴったり!と思う学校に絞ったのが、夏期講習目前の7月でした。
ペーパーは、やればやっただけ力をつけていくのに対して、巧緻性は中々向上しませんでした。
工作は好きなのに、作っても何か違う…
パズルも大の苦手で、本人も嫌がる…
全てをカバーすることは難しかったので、ペーパーと本人が好きな工作だけを頑張りました。
前半の夏期講習のリフレッシュにと、お盆休みには水族館と磯遊びで充分楽しんでもらい、後半に臨みました。
どうしても親は焦りが出てしまいますが、親の焦りを子どもにぶつけないようにしました。
子どもがマイペースに勉強に励めたことが、我が子には合っていたようです。
先生のお話が全く理解できなかった4月から半年。
見違えるほど「記憶力」も「理解力」もつき、何より「聴く力」が抜群に伸びました。
おかげさまで、第一志望校に合格できました。
もし、田村先生に出会わずにあのまま成長したと思うと…ゾッとします。
田村先生、ありがとうございました。