「オルフェーヴルがじわっと上がって行きまして、中団の外目となりました」
「さあ、直線に向きました。外からオルフェーヴルが3番手の一線に並んできました」
「外からオルフェーヴル。ブエナビスタは伸びがない」
「外は、オルフェーヴルだ。オルフェーヴルが先頭、エイシンフラッシュだ。さらにはトゥザグローリーが差を詰めて、ルーラシップなどが追い込んで来るが、オルフェーヴルだ。」
「オルフェーヴル強い、オルフェーヴルゴールイン・・・」
クリスマスの日、今までにない豪華メンバーが集った「第56回有馬記念」がスタートした。1番人気は、引退レースとなるブエナビスタ、2番人気は三冠馬・オルフェーヴル、3番人気に秋の天皇賞馬・トーセンジョーダン・・・ここまでが、単勝10倍以下。
スタートのタイミングが合わなかった昨年の覇者・ヴィクトワールピサ、オルフェーヴルもちょっと出足が悪く後方からの追走となった。先手を主張したのは予想どおり、外からアーネストリーが上がってきたが、行き脚のつかなかったヴィクトワールピサは、内からスルスルと番手に上がってきた・・・。
3番手には、最内枠のブエナビスタが早めの競馬、外からトーセンジョーダンも先団へつけて追走、その直後にエイシンフラッシュなどが・・・。
アーネストリーが絶妙のペースで、2コーナーから向正面へと2週目の3コーナーへ、かなりのスローペースになっているが、後方にいるオルフェーヴルはあの位置で大丈夫だろうかと思いながら見ていると、3コーナー手前あたりから徐々に前へ詰めてきた。
3コーナーから4コーナーへ、そして直線へ向いてきた馬群。アーネストリー、ヴィクトワールピサ、トーセンジョーダン、ブエナビスタなどの隊列も変わっていないが、大外からスルスルとオルフェーヴルが脚を伸ばして、先団へ上がってきた・・・さすがである。
最後の直線の坂下あたりから、一気にオルフェーヴルがアーネストリーやヴィクトワールピサなどを呑み込んで先頭へ躍り出すが、内にいるブエナビスタは伸びない・・・どうしたのだろう。
内から終始好位にいたエイシンフラッシュが2番手に上がってきた。トーセンジョーダンも頑張っているがこれまでか、トゥザグローリーが外からやってきて3番手に上がった・・・同馬は買っていない。その直後からルーラーシップも一気に上がってきて、トーセンジョーダンを交わして4番手に上がった。
結局、横綱相撲で古馬陣を一蹴したオルフェーヴルが、エイシンフラッシュに0秒1差4分の3馬身差でゴールイン。2着にエイシンフラッシュ、3着にトゥザグローリーであった・・・勝ち時計の2分36秒0は過去10年で最も遅く、異例の超スローペースとなったとのこと。
当方、珍しく3レンタン馬券のみでウマタンを買っていないので、3着抜けの紙くずとなった。
全兄・ドリームジャーニーに続く、有馬記念の兄弟制覇となったオルフェーヴルが四冠制覇した瞬間である。いやー、実に強いレースを見ることができ、これで年度代表馬が確定し、来年は凱旋門賞へ向けて始動する姿が見られる・・・楽しみだね。
この有馬記念の結果から、福永祐一騎手の東西リーディングが岩田康誠騎手に1勝差をつけて確定したが、中山の最終レースも制したことで2勝差の133勝を上げた。史上初の親子(父・洋一元騎手)リーディングという大記録も達成
また、中山競馬場では、ブエナビスタ号の引退式の模様が放送されていたが、最後は3着までにはと思っていたが、この3年間色々な感動をありがとうございました・・・と、言いたくなった。いい仔を沢山送り出してほしい
ところで、今年から例年の阪神競馬場で行われる「2011ファイナルS」が最終かと思いきや、さらに小倉の最終レースを「2011アンコールS」と命名して、16時35分に本年の最終ラウンドが設定されていた・・・JRAも粋だね。
その「2011アンコールS」にPATの残り少ない残金を、小倉芝千二なら酒井学騎手に託すべきと思い、さらに騎乗馬は前走の千二で59キロを背負って大外鋭く伸びてクビ差2着のサンダルフォン。
今回は、2キロ減の57キロで内の好枠に入っており、例え8歳でも十分やってくれるものと確信。
同馬からウマタンを6点流して観戦、すると最後の直線で内から鋭くサンダルフォンが伸びてきて、馬群を突き離した・・・頭は決まった。あとは、2着馬である大外から穴人気のベーリングボーイの伸び脚がいい、これが来ると大万馬券であり、馬券が頭をかすめる。
それも一瞬である同馬の内から1番人気のドリームバレンチノも伸びてきて、2番手の両馬の叩き合い・・・む、む、む、クビ差でベーリングボーイが2番手に上がったところがゴールであった。
それでも、本年最後のレースでウマタンを的中したのであるから・・・文句は言えない。当方の今年の競馬も同レースを最後に終わってしまったが、今年は三冠馬誕生を見ることができて非常にいい年であった。
また、密かに応援していた大橋厩舎のカネトシアブニールの勝利を喜びたい・・・ウマタン的中。
でも、東北地方の大震災で未だに不自由な生活をされている皆さんのことを思うと喜んでばかりはいられない。
来年は、きっと良い年となりますよう祈ることしかできない。
(夫)

(出典:JRA公式HP 有馬記念・オルフェーヴル優勝)
参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他
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「さあ、直線に向きました。外からオルフェーヴルが3番手の一線に並んできました」
「外からオルフェーヴル。ブエナビスタは伸びがない」
「外は、オルフェーヴルだ。オルフェーヴルが先頭、エイシンフラッシュだ。さらにはトゥザグローリーが差を詰めて、ルーラシップなどが追い込んで来るが、オルフェーヴルだ。」
「オルフェーヴル強い、オルフェーヴルゴールイン・・・」

クリスマスの日、今までにない豪華メンバーが集った「第56回有馬記念」がスタートした。1番人気は、引退レースとなるブエナビスタ、2番人気は三冠馬・オルフェーヴル、3番人気に秋の天皇賞馬・トーセンジョーダン・・・ここまでが、単勝10倍以下。
スタートのタイミングが合わなかった昨年の覇者・ヴィクトワールピサ、オルフェーヴルもちょっと出足が悪く後方からの追走となった。先手を主張したのは予想どおり、外からアーネストリーが上がってきたが、行き脚のつかなかったヴィクトワールピサは、内からスルスルと番手に上がってきた・・・。

3番手には、最内枠のブエナビスタが早めの競馬、外からトーセンジョーダンも先団へつけて追走、その直後にエイシンフラッシュなどが・・・。
アーネストリーが絶妙のペースで、2コーナーから向正面へと2週目の3コーナーへ、かなりのスローペースになっているが、後方にいるオルフェーヴルはあの位置で大丈夫だろうかと思いながら見ていると、3コーナー手前あたりから徐々に前へ詰めてきた。
3コーナーから4コーナーへ、そして直線へ向いてきた馬群。アーネストリー、ヴィクトワールピサ、トーセンジョーダン、ブエナビスタなどの隊列も変わっていないが、大外からスルスルとオルフェーヴルが脚を伸ばして、先団へ上がってきた・・・さすがである。

最後の直線の坂下あたりから、一気にオルフェーヴルがアーネストリーやヴィクトワールピサなどを呑み込んで先頭へ躍り出すが、内にいるブエナビスタは伸びない・・・どうしたのだろう。

内から終始好位にいたエイシンフラッシュが2番手に上がってきた。トーセンジョーダンも頑張っているがこれまでか、トゥザグローリーが外からやってきて3番手に上がった・・・同馬は買っていない。その直後からルーラーシップも一気に上がってきて、トーセンジョーダンを交わして4番手に上がった。
結局、横綱相撲で古馬陣を一蹴したオルフェーヴルが、エイシンフラッシュに0秒1差4分の3馬身差でゴールイン。2着にエイシンフラッシュ、3着にトゥザグローリーであった・・・勝ち時計の2分36秒0は過去10年で最も遅く、異例の超スローペースとなったとのこと。
当方、珍しく3レンタン馬券のみでウマタンを買っていないので、3着抜けの紙くずとなった。

全兄・ドリームジャーニーに続く、有馬記念の兄弟制覇となったオルフェーヴルが四冠制覇した瞬間である。いやー、実に強いレースを見ることができ、これで年度代表馬が確定し、来年は凱旋門賞へ向けて始動する姿が見られる・・・楽しみだね。

この有馬記念の結果から、福永祐一騎手の東西リーディングが岩田康誠騎手に1勝差をつけて確定したが、中山の最終レースも制したことで2勝差の133勝を上げた。史上初の親子(父・洋一元騎手)リーディングという大記録も達成

また、中山競馬場では、ブエナビスタ号の引退式の模様が放送されていたが、最後は3着までにはと思っていたが、この3年間色々な感動をありがとうございました・・・と、言いたくなった。いい仔を沢山送り出してほしい

ところで、今年から例年の阪神競馬場で行われる「2011ファイナルS」が最終かと思いきや、さらに小倉の最終レースを「2011アンコールS」と命名して、16時35分に本年の最終ラウンドが設定されていた・・・JRAも粋だね。
その「2011アンコールS」にPATの残り少ない残金を、小倉芝千二なら酒井学騎手に託すべきと思い、さらに騎乗馬は前走の千二で59キロを背負って大外鋭く伸びてクビ差2着のサンダルフォン。

今回は、2キロ減の57キロで内の好枠に入っており、例え8歳でも十分やってくれるものと確信。
同馬からウマタンを6点流して観戦、すると最後の直線で内から鋭くサンダルフォンが伸びてきて、馬群を突き離した・・・頭は決まった。あとは、2着馬である大外から穴人気のベーリングボーイの伸び脚がいい、これが来ると大万馬券であり、馬券が頭をかすめる。
それも一瞬である同馬の内から1番人気のドリームバレンチノも伸びてきて、2番手の両馬の叩き合い・・・む、む、む、クビ差でベーリングボーイが2番手に上がったところがゴールであった。

それでも、本年最後のレースでウマタンを的中したのであるから・・・文句は言えない。当方の今年の競馬も同レースを最後に終わってしまったが、今年は三冠馬誕生を見ることができて非常にいい年であった。
また、密かに応援していた大橋厩舎のカネトシアブニールの勝利を喜びたい・・・ウマタン的中。

でも、東北地方の大震災で未だに不自由な生活をされている皆さんのことを思うと喜んでばかりはいられない。
来年は、きっと良い年となりますよう祈ることしかできない。


(出典:JRA公式HP 有馬記念・オルフェーヴル優勝)
参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

