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去る10日(日)午後8時、待望の「真田丸」がまさに船出をした。
第1話のタイトルが・・・「船出」。
戦国最強の騎馬軍団を要し、天下を手中に収めようと上洛の途で逝ってしまった武田信玄。
その模様は数々の小説とか、黒澤映画「影武者」を見ればよく分かる。
この物語のスタートは、信玄公が逝ってから9年後の天正10年2月から始まった。
どのような導入部分からこの物語がスタートするのか、その点も興味があった。
毎度記している池波小説「真田太平記」、この小説がまさに織田軍に攻め込まれ落城する「高遠城」から始まる。
まさに双方とも同じ時代からのスタートとなっている。
真田物といえば、「真田太平記」が小説でもNHK長編ドラマでも知られているから、三谷脚本もそのことが十分頭の片隅にあるのだろう。
武田氏の親戚筋の木曾義昌の裏切り、さらに御一門衆のひとり穴山梅雪の寝返りなどがあって武田勝頼が軍議を開いている場面。
真田昌幸は武田家の再起を期すため、自らの居城・岩櫃城に入城されるよう進言する。
武田勝頼は、快くその申し出を受け入れる。
そこで、先発として真田昌幸が帰城し迎え入れの準備をする。
この話も有名な部分。
「真田太平記」でもとても上手く描かれている。
ところが、その後岩櫃城行きについて、古くからの武田家臣団から反対され、小山田信茂の居城・岩殿城に武田勝頼一行が向かう。
すると、小山田信茂の裏切りにあってしまった。
武田勝頼一行が天目山を目指した時には、次々と裏切る家臣団のため、僅かな供となっている。
織田・徳川軍に攻められ、最後は自刃する。
この時、甲斐の名門武田家が滅びる。
その4ヶ月後に織田信長と嫡男信忠が本能寺の変で逝ってしまう。
岩櫃の城で再起を期していたなら、再び武田菱の軍旗がはためく時節到来となったであろう。
これが、人生の分岐点である。
一方、岩櫃を目指す真田一族、周囲がすべて敵となった中、苦難の逃避行が続く。
物語の一連の流れが、時間的な関係もあって簡潔明瞭に描かれていた。
三谷脚本とNHK大河ドラマ制作者の苦心がにじみ出ている。
ドラマでは僅か1時間の話となっているが、「真田太平記」ではとても興味深く、この上なく魅力的に描かれている。
今回の「真田丸」の初回視聴率が発表されていた。
「初回の平均視聴率は19・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが12日、分かった」
まずまずの船出であろう。
これから物語がどんどん面白くなってくる。
それに合わせて、視聴率も上がるだろう。
出演の役者陣も多様、三谷ワールドの常連人とのこと。
この人はどうか・・・と、言うこともあるが、文句を言わないで毎週見たい。
そうそう、信繁(堺雅人)が騎乗し疾駆する場面、馬と本人のアップの映像の馬はロボットとのこと。
NHKがハリウッドから特別にレンタルしたものだそうで、映画「ラストサムライ」などにも使われた代物とか。
馬と人とのアップを撮ることは、極めて困難らしい。
これまでは、車の上に木馬を乗せて主人公などが騎乗。
主人公などのアップと画面の右隅で鬣がたなびく映像が多い。
NHKの真田丸に掛ける熱意が伝わってくる。(夫)
[追 記]~真田丸初回視聴率~
俳優の堺雅人(42)が主演を務めるNHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)が10日にスタートし、初回の平均視聴率は19・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが12日、分かった。
2013年「八重の桜」(21・4%)以来の“大台”発進はならなかったが、14年「軍師官兵衛」の初回18・9%、15年「花燃ゆ」の初回16・7%を上回る好発進。第2話以降の大台超えが期待される。
(出典:Yahoo!ニュース 抜粋)
(出典:NHK公式HP 抜粋)
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