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今月10日(日)からはじまったNHK大河ドラマ「真田丸」。
第3回を見終えた。
初回から、真田昌幸(草刈正雄)の策士ぶりが垣間見られる。
父・真田幸隆(信幸・信繁の祖父)から受け継いだ天才的な知略。
さらに若いころ、武田信玄の近習として仕えており、信玄公の多くの戦略や諜報網を束ねることの必要性を学んでいた。
それゆえに権謀術数を張り巡らすことを得意とした。
もっとも、武田家が滅んだのち、武田家の旧家臣団なども取り込んだ徳川家康が、信玄公の戦略や諜報機関構築の重要性を受け継いで、徳川300年の礎を築いた。
さて、織田・徳川連合軍によって滅ぼされた武田家。
仕えるべき主家を失った弱小の豪族・真田一族の命運は、偏(ひとえ)に真田昌幸の両肩にかかっている。
この時代は一族を守ること、家名を残すことが最重要課題。
北は上杉、南は徳川と北条、西は織田に囲まれた弱小の領地。
後年、豊臣秀吉が天下人になったとき、秀吉から「表裏比興の者」と呼ばれた真田昌幸。
知略を遺憾なく発揮して、主家を次々と変えたからであろう。
もっとも、秀吉に仕えた真田昌幸は大名となる。
戦国乱世を生き抜くためには、もっとも得意とする天才的な知略を用いる昌幸。
今回の「真田丸」においても、初回から遺憾なく発揮されている。
その昌幸を演じている草刈正雄さん、かつて「真田太平記」では、信繁を演じておりその際に昌幸を演じていた丹波哲郎さんに心服だったのであろう。
丹波昌幸風なところも見られる。(笑)
やはり、かなりの意識があるとか。
今回の「真田丸」主人公は、真田信繁(堺雅人)である。
ところが、史実的にも信繁が本当に歴史の表舞台に登場したのは、戦国時代末期の大阪の役。
それゆえに物語の前半部分は、父・昌幸がクローズアップされても当然であろう。
昌幸あっての真田家。
先日の第3回「策略」。
敵を欺くには味方から・・・の格言の通りの展開。
父・昌幸(草刈正雄)の密使となって上杉家に赴く真田信幸(大泉洋)と佐助(藤井隆)。
途中、信濃の国衆・室賀正武(西村雅彦)と出浦昌相(寺島進)、その配下の者に襲われて密書を奪われる。
その際に佐助が斬られてしまった。
実はこの顛末は、父・昌幸と出浦昌相が仕組んだものと分かる。
それを知らされた生一本の信幸の落胆。
さらに、佐助もこの策略に一枚噛んでいた。
さすが、忍びの者。
出演者の中には、三谷脚本のため現代風な感覚で演じさせられている女優陣もいる。
昌幸の仕掛ける権謀術数。
それがあちらこちらにちりばめられているから・・・満足できる。
当方は、真田太平記の壺谷又五郎(夏八木勲)が、今回の出浦昌相(寺島進)。
向井佐平次(木之元亮)が、堀田作兵衛(藤本隆宏)。
そうすると、草の者・お江(遥くらら)はどこに・・・。
池波小説で描かれた架空の人物たち、その人物に似通った人物を探しながら楽しんでいる。
視聴率もなかなかのものとか。
大いに満足しながら、毎週楽しみにしている。(夫)
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