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いつ頃からだったか、旅客機の機長の飲酒問題がクローズアップされるようになった。
車の運転では、飲酒や酒気帯び運転など厳しく取り締まられており、飲酒運転も一昔前からすると激減しているのではないだろうか。
もっとも、相変わらず酒気帯び、飲酒運転による事故も後を絶たない現実もある。
前夜に多量の飲酒、それが翌日に残った酒気帯び運転。
そこまでして飲まなくても、酒気帯びなら運転しないという強い意志がなくてはならないと思うけど・・・。
慢性化しているのかも知れない。
飲酒事故は自らの命も、他人の命の補償もない。
一方、旅客鉄道、旅客車両、旅客船、旅客機ともなると、大量輸送でありこの上なく多くの人命を預かっている身の上でもある。
旅客機の機長による飲酒運転ならぬ、飲酒による操縦業務直前のアルコール検出で機長交代と本機の遅延・・・。
そのような案件に関する報道が目立つようになっている。
全日空、日本航空、スカイマークなども乗務前のアルコール検査で基準値を超えて、乗務交代となっていたらしい。
英国では、日本航空の副操縦士が飲酒検査で摘発され、逮捕・実刑判決もあったとか。
外国ではこのように厳しいが、日本では「性善説」が通っていたとのこと。
つまり、呼気中や血液中のアルコール濃度の法的規制がなく、各航空会社に任されていたらしい。
最近になって、次々と飲酒問題が露見していることから、昔から少々のアルコールが残っていてもスルーして乗務していたのではないかと思わざるを得ない。
何とも恐ろしいことであるとともにアルコールが残るまで、アルコールを浴びるほど飲んでいるのかと・・・思いたくなる。
ストレスの多い業務であり、そのはけ口なのだろうか。
『2018年12月19日、国交省は乗務前の操縦士すべてのアルコール検査を義務化し、微量でもアルコールを検知すれば、乗務を禁止する新たな方針を明らかにした』
との報道も、昨年末行われていた。
それにも関わらず、今月3日の全日空グループの旅客機の機長の飲酒問題と隠蔽工作の露見には驚かざるを得ない。
何ともやるせない事案である。
これからも表ざたになる操縦士たちがいそうであるから、どうしたものだろうか。
自己改革が急がれる。(夫)
[追 記]~旅客機の機長飲酒案件~
今月3日、全日空グループの旅客機の機長から乗務の前にアルコールが検出された問題で、機長が飲んだ酒の量や時間を偽って会社に報告したうえ、一緒にいた副操縦士に口裏合わせを頼んでいたことが関係者への取材でわかりました。
今月3日、全日空のグループ会社「ANAウイングス」の40代の男性機長が、乗務前の検査でアルコールの陽性反応が出たため乗務を交代し、合わせて5便に遅れが出ました。
全日空によりますと、機長は当初、会社の調査に対して、ホテルの部屋で350ミリリットルのハイボールを2缶飲んだと報告していましたが、その後の調査で、実際には飲食店でビールや酎ハイ、それにハイボールをおよそ1.2リットル飲んでいたことがわかりました。
また、社内規定で禁じられている乗務前12時間以内の飲酒はしていないと話していましたが、実際には、店で一緒にいた副操縦士の忠告を無視して大幅に時間を超えて飲酒を続けていて、規定違反を問われないよう口裏合わせも頼んでいたということです。
全日空グループでは去年10月に機長による大量の飲酒の問題が明らかになり、国土交通省から厳重注意を受け、アルコールに関する研修などの対策を進めていました。
(出典:NHK公式HP 抜粋)
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