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レンタル中の2本目、標記の映画を観賞。
先般、「ジョーカー」を観たことから、主役を演じていたホアキン・フェニックスが出演しているとのことから、興味を抱いたものである。
ゴールドラッシュに沸く西部が舞台の物語。
いわゆる、西部劇である。
シスターズ・ブラザーズとして恐れられていた殺し屋の兄弟。
兄のイーライ(ジョン・C・ライリー)は、今回の仕事が終わったなら足を洗って真っ当な暮らしを望んでいた。
暴力性のある弟・チャーリー(ホアキン・フェニックス)は、これからも2人で組んで提督(ルトガー・ハウアー)からの依頼を受けた仕事を確実に実行したいと思っていた。
冒頭、提督から受けた仕事をやり遂げるシーン。
暗闇の中の銃撃戦を制圧したシスターズ・ブラザーズの2人、狙いの男を仕留めて提督の元へ帰還。
次の仕事は、本編となっているものだった。
水中の黄金を容易に手中に収めることのできる方法(薬品の化学式)を見出した化学者のハーマン(リズ・アーメッド)、化学薬品を用いる特殊な手法である。
その方法を手に入れたい提督は、ハーマンに接触しどのような手を使ってでもその化学式をものにするようシスターズ・ブラザーズに指示していた。
シスターズ・ブラザーズの2人は、連絡係のモリス(ジェイク・ギレンホール)と共にハーマンを追うこととなる。
先発のモリスは、ハーマンと遭遇し捕らえるどころか仲良くなってしまう。
その後、シスターズ・ブラザーズの追跡をかわしながら黄金の谷に向かった。
面白いことにさまざまな出来事を通して、この4人は共に手を組むこととなった。
そして黄金の魔力に憑りつかれ、思いもよらない展開が待っていた。
サスペンス西部劇、思いのほか面白い展開が次々と巻き起こる。
主役のシスターズ・ブラザーズ。
汚れ役のハマるジョン・C・ライリーとホアキン・フェニックス、まさにゴールドラッシュの時代背景にマッチした2人の名優の演技。
この2人に絡むジェイク・ギレンホールとリズ・アーメッドもいい。
見ごたえのあるドラマが進行する。
片時も各カットから目が離せない。
ところで提督を演じていたルトガー・ハウアー、出番は少ないが昔懐かしい顔を拝顔できた。
この役者さんの映画を探すように多くの作品を観たことが想い起された。
20年以上前だったと思う。
渋い役者さんであった。
西部開拓時代を映し出す拳銃。
あの時代のリアリティあるガン捌き。
凄腕の殺し屋を演じたホアキン・フェニックス、映画・ジョーカーの狂気とは違った西部の漢を堂々と演じていた。
Goodな映画。(夫)

[追 記1]~解説~
『ディーパンの闘い』などのジャック・オーディアールが監督を務め、第75回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞したサスペンス。パトリック・デウィットの小説「シスターズ・ブラザーズ」を原作に、黄金に魅せられた男たちの人生が狂っていくさまが描かれる。
『僕たちのラストステージ』などのジョン・C・ライリー、『ザ・マスター』などのホアキン・フェニックス、『ナイトクローラー』のジェイク・ギレンホールとリズ・アーメッドらが出演する。
[追 記2]~あらすじ~
ゴールドラッシュで沸き立っているアメリカ。普通でいたい兄のイーライ(ジョン・C・ライリー)と裏社会で成功したい弟のチャーリー(ホアキン・フェニックス)は、すご腕の殺し屋だった。二人は政府からの内密な依頼で、連絡係(ジェイク・ギレンホール)と共に黄金の見分け方を知る化学者(リズ・アーメッド)を追う。やがて四人は、手を組むことになる。
(出典:Yahoo!映画 抜粋)
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