咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

残り2話とは・・・雲霧仁左衛門

2013-10-30 21:50:50 | レビュー
 今月4日(金)夜8時00分からスタートしたNHKBS時代劇「雲霧仁左衛門」、あっという間に第4話まで終わってしまった。残すところ、あと2話・・・惜しいね。これは、続編というものが作れるものなら、作ってもらいたいと多くの雲霧ファンなら思わざるを得ないほどの出来栄えである。

 それほど、完成された映像美と計算され尽くしたドラマ展開。そして、キチンと制作された本物の時代劇を支えているのが役者さんと裏方さんたち・・・その意気込みが、ヒシヒシと画面を通して伝わってくる。

 池波小説の世界が克明に描かれている原作、それが素晴らしいから映像化されたドラマも池波ワールドを彷彿させている。もっとも、脚本でテレビ向けに原作とは書き換えられているが、ベースとなる部分はキチンと残されており、十二分に堪能できる出来栄えである。

 毎回、その完成度の高い、仕上がりに感銘を受けつつ楽しみにしている。解像度のいい高品位のカメラの使用で、ディテールまで細かく作り込まれており、まるで映画を見るような画面構成に大満足。

 主人公の仁左衛門を演じている中井貴一さん、やはり本物の役者さんであり、眼の演技がいいですね。また、小頭(吉五郎)を演じている超個性派俳優の伊武雅刀さん、ドスの利いた強面で頭(かしら)を支え、組織を取り仕切っている・・・幹事長がしっかりしている組織は、どこでも強く、しっかりしている。

 お千代の内山理名さん、最初は小説のイメージよりちょっと若いかなと思っていたが、見るにつれて・・・いよっ、“七化けのお千代”と呼びたいほどハマってきた。


(出典:NHK公式HP 抜粋)

 雲切一党には、個性派の一味も多いが、それを取り締まる火付盗賊改方長官・安部式部を演じている國村隼さんもいいね。もっとも、主役ではないから、鬼平にはかなわないけどね。岡っ引き・浅草の政蔵(中西良太)も渋くていい。原作では、高瀬俵太郎(松田悟志)を懸命に助けて、いい仕事をしているが、こちらのTV版もよく頑張っている。

 それぞれ、脇を固める役者さんが雰囲気をだすと、作品そのものが締まってくるから、視聴者である当方らも安心して見ることができる。

 さて、この雲霧仁左衛門も全6話のうち、4話まで終了。残すところ、2話であるがこれからクライマックスがやってくる楽しみはあるものの、もうすぐ終わってしまうのかという寂しさもある。

 最後まで、雲霧一党を見逃さないように・・・したい。(咲・夫)

下記のバナーへのクリックをお願いします。ご協力、ありがとうございます
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へにほんブログ村

にほんブログ村 シニア日記ブログへにほんブログ村


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。