9月に入ったとたんに、いきなりそそくさと稲刈りが始まった。
えええ~っ!? 8月が、夏休みが終わったばっかりやん。・・・でも確かに、早い区画では稲穂も垂れている。が、それにしても。
朝夕、信号待ちの車の列にコンバイン機(大型乗用稲刈り機。稲刈り、籾の脱穀、藁の裁断までできる、一石三鳥な機械)がたまに混ざって、その後ろの車は追い越しが出来る状態の場所まで、コンバインのゆっくりな速度でしか動けない。はなはだ焦ってしまう。せめて「通勤時間ははずしてください」なのだが、皮肉にも通勤時間に2台くらいに遭遇したりする。ま、確かに田んぼに行くのも「通勤」には違いないか。
私の小学生の頃は、運動会が10月の風物誌だったのに。9月は、運動会の練習に明け暮れ、学校のスピーカーからは、先生のかけ声や、ダンスの音楽や、江州(ごうしゅう)音頭が地域に響き渡った。
ダンスはその年年のトレンドを反映し、水前寺清子の「365歩のマーチ」に合わせ、「3歩進んで2歩下がる」という原作に忠実な振りが付けられたり、1970年には三波春夫の「世界の国からこんにちは」に合わせ、両手に様々な国の国旗を持って踊った。
トレンドな創作?ダンス以外に、定番のフォークダンス、トリを飾る全員で輪になって踊る江州音頭(滋賀県の盆踊り。河内音頭の滋賀県版みたいなもの)の練習をした上、高学年になると、はやくも夏休み前から鼓笛隊パレードの練習に入るので、今にして思えば指導される先生方は大変だっただろう。そんな運動会と同じ頃、稲刈りだったように記憶している。
稲刈りの前唐オと歩調を合わせるように、今では小学校の運動会も、9月の下旬には終わってしまう。その後、地域の運動会が遅れておこなわれる。
そして現在。
下の娘は2学期が始まったとたん、組み立て体操や応援合戦の練習で「足にミがはいってる~」と、ハードな練習に参っている様子。しかし休む間もなく、この土日には運動場を飾る「マイ・フラッグ」や応援のャ塔ンづくりもしなくては。
9月の中旬ともなれば、すでに半分方の田んぼは刈入れが済んで、稲刈り後の藁の香ばしい匂いが漂ったり、田んぼを焼く煙が、切なく漂ったりしている。そんな田んぼの畦道に、近いうち彼岸花が赤い花を咲かせて、なんだか滝平二郎さんの切り絵みたいな牧歌的風景になるのだ。
えええ~っ!? 8月が、夏休みが終わったばっかりやん。・・・でも確かに、早い区画では稲穂も垂れている。が、それにしても。
朝夕、信号待ちの車の列にコンバイン機(大型乗用稲刈り機。稲刈り、籾の脱穀、藁の裁断までできる、一石三鳥な機械)がたまに混ざって、その後ろの車は追い越しが出来る状態の場所まで、コンバインのゆっくりな速度でしか動けない。はなはだ焦ってしまう。せめて「通勤時間ははずしてください」なのだが、皮肉にも通勤時間に2台くらいに遭遇したりする。ま、確かに田んぼに行くのも「通勤」には違いないか。
私の小学生の頃は、運動会が10月の風物誌だったのに。9月は、運動会の練習に明け暮れ、学校のスピーカーからは、先生のかけ声や、ダンスの音楽や、江州(ごうしゅう)音頭が地域に響き渡った。
ダンスはその年年のトレンドを反映し、水前寺清子の「365歩のマーチ」に合わせ、「3歩進んで2歩下がる」という原作に忠実な振りが付けられたり、1970年には三波春夫の「世界の国からこんにちは」に合わせ、両手に様々な国の国旗を持って踊った。
トレンドな創作?ダンス以外に、定番のフォークダンス、トリを飾る全員で輪になって踊る江州音頭(滋賀県の盆踊り。河内音頭の滋賀県版みたいなもの)の練習をした上、高学年になると、はやくも夏休み前から鼓笛隊パレードの練習に入るので、今にして思えば指導される先生方は大変だっただろう。そんな運動会と同じ頃、稲刈りだったように記憶している。
稲刈りの前唐オと歩調を合わせるように、今では小学校の運動会も、9月の下旬には終わってしまう。その後、地域の運動会が遅れておこなわれる。
そして現在。
下の娘は2学期が始まったとたん、組み立て体操や応援合戦の練習で「足にミがはいってる~」と、ハードな練習に参っている様子。しかし休む間もなく、この土日には運動場を飾る「マイ・フラッグ」や応援のャ塔ンづくりもしなくては。
9月の中旬ともなれば、すでに半分方の田んぼは刈入れが済んで、稲刈り後の藁の香ばしい匂いが漂ったり、田んぼを焼く煙が、切なく漂ったりしている。そんな田んぼの畦道に、近いうち彼岸花が赤い花を咲かせて、なんだか滝平二郎さんの切り絵みたいな牧歌的風景になるのだ。