図書館へ、ペリー荻野さんの本を探しに行き、ついでYAコーナーを物色したら『石川くん』(枡野浩一/著 朝倉世界一/画 朝日出版社)という本に邂逅する。ちょうど、石川啄木について調べたかったので、入門書みたいのを探していたんですよ! なんたる偶然。でもこういうことって、実はよくある。
家に帰ってお昼ご飯を食べた後、一気読みする。たまに堪えきれず爆笑して、おばあちゃんにブキミがられる。ちなみにおばあちゃんは、私が昨年の9月に駅前街頭署名活動の折に、署名の見返り!?として「幸福の科学」会員さんのおばちゃんたちからいただいた本を熱心に読んでいるので、内心はらはらどきどきだったりする。おばあちゃん、もしやとは思うけど、会員希望とかはないよね?
『石川くん』は石川啄木の短歌を、枡野さんが彼のセンスで現代語訳して、その短歌についての解説やツッコミをしつつボケるという、最先端の短歌本である。『ほぼ日ブックス』として発行されている。もともと『ほぼ日刊イトイ新聞』に連載されていたので、最先端というのもうなづける。ほぼ30分で読了できるというのも、うれしい。
この本で得た最大の収穫は、啄木短歌のナゾがひとつ解明されたことだろう。
大という字を百あまり
砂に書き
死ぬ事をやめて帰り来たれり
という短歌について枡野さんは
「大」という字を百回以上も書くのはなぜ?
と誰にともなく問いかけられた所、それについての感想メールが読者から送られてきたのだ。これがあまりに素晴らしかったので、私も引用したくなった。下に引用する。
・・・必然的に「大」は「ビッグ」、
大物になりたいんだけどなんでなれないんだ俺は、
ということかとも思ったのですが、
むしろ「Die=死」のギャグだった、という方が妥当ですかね
・・・(略)・・・
これって当時にしてはおしゃれな暗喩だったんでしょうか。
(以下省略)
namikovさんの素晴らしい解釈に、私は「なるほど~!!」と何度も膝をたたいて納得したのだった。
家に帰ってお昼ご飯を食べた後、一気読みする。たまに堪えきれず爆笑して、おばあちゃんにブキミがられる。ちなみにおばあちゃんは、私が昨年の9月に駅前街頭署名活動の折に、署名の見返り!?として「幸福の科学」会員さんのおばちゃんたちからいただいた本を熱心に読んでいるので、内心はらはらどきどきだったりする。おばあちゃん、もしやとは思うけど、会員希望とかはないよね?
『石川くん』は石川啄木の短歌を、枡野さんが彼のセンスで現代語訳して、その短歌についての解説やツッコミをしつつボケるという、最先端の短歌本である。『ほぼ日ブックス』として発行されている。もともと『ほぼ日刊イトイ新聞』に連載されていたので、最先端というのもうなづける。ほぼ30分で読了できるというのも、うれしい。
この本で得た最大の収穫は、啄木短歌のナゾがひとつ解明されたことだろう。
大という字を百あまり
砂に書き
死ぬ事をやめて帰り来たれり
という短歌について枡野さんは
「大」という字を百回以上も書くのはなぜ?
と誰にともなく問いかけられた所、それについての感想メールが読者から送られてきたのだ。これがあまりに素晴らしかったので、私も引用したくなった。下に引用する。
・・・必然的に「大」は「ビッグ」、
大物になりたいんだけどなんでなれないんだ俺は、
ということかとも思ったのですが、
むしろ「Die=死」のギャグだった、という方が妥当ですかね
・・・(略)・・・
これって当時にしてはおしゃれな暗喩だったんでしょうか。
(以下省略)
namikovさんの素晴らしい解釈に、私は「なるほど~!!」と何度も膝をたたいて納得したのだった。