紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

法螺と鱈

2009-02-08 22:49:33 | ノンジャンル
 京都の帰り以来、どうにも山伏のことが頭から離れない日々である。

 ところで、山伏といえば法螺(ほら)貝。法螺といえば、吹くものである。じゃあ、「ほら吹き」とか「ほらを吹く」の語源って、何なのだろう? ということで、調べてみました。(べつやくれいの『ココロミくん』っぽい出だしである)緑の字は(Web)語源由来辞典よりの引用。

 ほら吹きの「法螺」は法螺貝に細工をした吹奏楽器のことである。法螺貝は山伏が山中で連絡や獣よけのために用いたり、軍陣が進退の合図に使用されたもので、見た目以上に大きな音が出る。そこから、予想外に大儲けすることを「ほら」というようになり、さらに大げさな事をいうことも「ホラを吹く」というようになり、そのような人を「ホラ吹き」と呼ぶようになった。

大儲けすることも「ほら」だったなんて。

 ところで「ほら吹き」の関連語句の中に、「出鱈目」というのがあったので、これもついでながら調査してみました。

 「でたらめ」を漢字で「出鱈目」と書くのは当て字。「でたらめ」は江戸時代末期頃より使われている。正確な語源は未詳だが、賭博の隠語で「目」は「さいころの目」をさし、「出たらその目」の意味から「でたらめ」になったという説がある。

 なぜに「鱈」?と思っていたのだが、当て字だったんですね。それにしても「出たらその目」って、ほぼ「アミダクジ」ばりのいきあたりばったりさ! でもね、あれこれ熟考したあげく決定するより、自分の勘や心根に従った方が、案外うまくいったりするものなのだ。

 「でたらめ(出たら目)」人生に、ルネッサンス!(カチン♫)