一変した秋の風景

水害はよくある地域ですが
このように大規模な被害になったのは
年配の方に聞いてもあまり記憶はないそうです。
５０年に一度の大洪水という方もいらっしゃいます。
本当であればこの高台は、
名久井岳を背景にしたのどかな秋の農村風景をのぞめる場所ですが
今は氾濫した泥水が広がっているだけです。
同じ場所から撮った１ヶ月前の写真が
8月21日の記事に載っているので比較してみてください。

南部町水害２４時間後

水害24時間後の名農第１農場です。
まだまだ水はひけません！
川に近いところは水もひけて道路もあらわれていますが
農場のある辺りはなぜか残っているようです。

今は昔

ぶどうを収穫したのは暑い日でした。
100名ぐらいの生徒たちが
ぶどうをかごにとっては一カ所に集めます。
それを一房一房、腐れたものなどをはさみで切り落とし
20kgになるように箱に詰めました。
汗をかきながら１日がかりの作業です。
それも今は昔。
日焼けのあとだけが残っています。

在りし日のぶどう

先日、第一農場で予定を早めてぶどうの収穫が行われました。
それは台風が近づき雨になるのが予想されたためです。
このキャンベルアーリーというぶどうは
名農名物の１００％ジュースになる予定でした。
収穫したものは農場に収納されていましたが
堤防を超える想定外の水量で馬淵川が氾濫。
収穫したぶどうもまだ木に残っているぶどうも
昨日の水害のため全滅となりました。
名農の校舎と野菜、草花農場は高台にあるので大丈夫ですが
生徒たちの家が心配です。