花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

マイクロバブルの土壌改良効果は?

2011年10月13日 | 学校
東日本大震災により津波の被害をうけた土壌を再生するために
今年4月からマイクロバブルによる除塩技術の開発に取り組んできました。
今までEC、硝酸イオン濃度などの分析から
あきらかに現在の水による除塩より効果的であることがわかっています。
その裏付けとして透水性、土壌酸素濃度について調査し実証できました。
この研究を日本土壌肥料学会高校生ポスター発表会で発表したところ
優秀賞を受賞しましたが、ぜひ土壌を採種して
どれぐらい好気性細菌が増えているのか確かめると
さらに良いとのアドバイスをいただきました。
そこでこの秋、最後の実験に取り組みました。
10%という高濃度の塩水をかけ細菌の繁殖を抑えた土壌を
水とマイクロバブルで洗い流し、
どちらが細菌をふやすことができるかという実験です!
土壌内に空気を送り込めるのなら
増殖に酸素を使う好気性細菌が増えるはず。
さあ、試験に使った煙突を掘り上げてみましょう。
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細菌の培養試験

2011年10月13日 | 学校
いろいろな深さから採取した土壌サンプルを水に入れ
その溶液を1mlピペットでとり一般細菌試験紙に吸わせます。
大きな吸い取り紙、ろ紙のようなものです。
そこで24時間37℃で培養すると
好気性細菌が赤い点になってあらわれてきます!
その数が多いほど細菌がたくさんいるというわけです。
好気性細菌は土壌の有機物を分解してくれます。
塩害を受けると酸欠土壌になるので細菌が減少してしまい
その結果、栄養不足の悪い土になってしうといわれています。
なんだか保健所の所員になった感じです。
さあ気になる結果は?
培養のため、もう少しお待ちください。
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