名農気象台

第１農場に立っている校名の看板。
奥には名農気象台が誇る百葉箱群が見えています。
以前は手作業で気温や湿度などを測定していましたが
今はデジタル化され、百葉箱の中には各種センサーが収納されています。
しかしご存知の通り氾濫した川の水が押し寄せ
すっかり水に浸かってしまい壊れてしまいました。
校名看板の「校」の字の高さまで水に浸かったはずです！
温暖化によるものなのか、このところ季節の流れが
今までと変わってきたように感じます。
そろそろデジタルでIT武装した新しい名農気象台の出番が
近づいているような気がしていたのでとても残念です。

苗船

泥の小屋から運び出されたものの中に面白いものを見つけました。
みなさんは、この長さ１mにも満たない小さな木製の船をご存知ですか？
かつて田植えの際に使ったものです。
広い水田で田植えを行うと
手に持った苗だけでは足り なくなってしまいます。
苗をあぜから投げて渡そうとしても田んぼが広いので届きませ ん。
そこでこの「苗船」に苗を載せ、
これを引きながら田植えが行われたのでした。
昭和40年代頃には普通に行われていましたが
機械化された今では見ることもありません。
水害のために忘れかけていた農具が顔を出しました！

がれきの山

名農の第１農場に積み上げられたがれきの山です。
もちろん水害による被害です。
大きなもの、濡れたものなどあり運ぶのも大変です。
早く処分してもとの美しい農場に戻したいものです。
さて嬉しいニュースがあります。
水害によってぶどうがすべて流されてしまったと思っていましたが
最初に収穫したものはすぐジュースの加工所に運んでいたため
水害を免れ、無事ジュースになるようです。
もちろん本数は例年より少ないのですが
みんなの苦労が報われて本当に良かったです！