教育寮と遠隔者寮

お隣の三農の寄宿舎は教育寮と呼ばれるものです。
１年間宿泊しながら農業教育を受けることで
農業経営者としての資質を高めるのが目的です。
つまり農業経営者を育成する本格派の農業高校で
三農の他にも全国に数校、文部科学省から指定されています。
したがって定時の自習時間はもちろん、毎週行事があります！
200名以上の寮生の行事を毎週企画運営するのは
寮生にとっても舎監にとってもたいへんなことです。
ところが名農の寄宿舎は遠隔地から来ている生徒のための遠隔者寮。
したがって行事は入退寮のほかはほとんどなく
どちらかといえば下宿感覚の寄宿舎です。
同じ寄宿舎でもずいぶん違うものです。
しかしどちらの寮生も体験するのが、テレビをほとんど見ない生活。
そして自分自身で洗濯したり食事の準備や片付けをする暮らしです。
この体験を通して寮生はみんな親のありがたみを知ります。
そして久しぶりに帰ってきた子供たちが、
知らぬ間に身につけた自分で食器を片付ける習慣に
保護者はみなびっくりします。
この時代になぜ寮生活？と思われるかもしれませんが
今の時代だからこそお金で買えない貴重な体験が
子供たちを育てています。

初めての夜

こちらも初めて紹介するもの。
なんとこれは寄宿舎「名岳寮」の食事風景です。
名農には定員16名という小さな寄宿舎があります。
お隣の三農では毎日200名以上の寮生が暮らしているのを考えると
いかに小さな寄宿舎なのかがわかります！
さて今週、入学式がありましたが
寮にも５名の新しい入寮生を迎えました。
これはそんな１年生の初めての夕食風景です。
歓迎会ということもあり、ごちそうが並んでいます。
家族から離れて過ごす最初の夜。
不安な思いしていることを誰よりも知っている先輩方。
楽しい話題で盛り上げていました。