花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

思いが実る

2015年04月17日 | 環境システム科
これも同じイチゴの水耕栽培装置。
白いパイプが柱のように何本も立っています。
実はこの中を養液が流れているのです!
さてこんな最新式水耕栽培温室にとうとうイチゴが実りました。
環境システム科初の農作物です。
このイチゴは「紅ほっぺ」という品種ですが
この品種を選んだ先生はもう名農にはいません。
なぜなら環境システム科のために
いろいろとこの温室を設計、準備されていましたが
完成を目前の昨年、転勤されてしまったのです。
自分で計画された温室やイチゴを見ることなく異動され
さぞかし残念だったと思われます。
もしこのページをご覧になられていたら幸いです。
そんな思いを引き継いだのが後任の若い先生。
水耕栽培は素人でしたが、一生懸命勉強して
このように立派に実らせてくれました。
この赤い実はそんなたくさんの人の思いでできています。
さて明日は授業参観日、土曜日ですが出校します。
3年生は1年生と来校された保護者にポスター発表をする予定。
チームの3年生も5名で4つのポスターを披露します。
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温室イチゴは花盛り

2015年04月17日 | 環境システム科
こちらも環境システム科のガラス温室。
イチゴの立体式水耕栽培装置が導入されています!
したがって温室は石垣イチゴのように
狭い面積ながらかなりの株数が確保されています。
先日、とうとう待望の初収穫が行われました。
食べてみるとなかなかの美味しさ。
中には糖度15度を超える最高クラスの甘さを
もったイチゴもたくさんあったようです。
どうやって甘さを測定したと思いますか。
実は非破壊棟時計。
屈折棟時計のように果実をすりつぶさなくても
レーザー光線で甘さをはかれる最新装置です。
これならひと粒ひと粒の甘さを表示しての販売も可能です。
さらに驚くのはこのイチゴ、LEDで補光しているのです。
LED栽培が太陽光栽培より美味しくないのでは
という先入観念を覆すには十分な品質。
来週は近くの園児たちを招いて
試食会を開こうかと検討しているようです。
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