花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

春を呼べ

2025年02月11日 | 研究
これは昨日の放課後。夕方の西の空です。
ブルーモーメントを撮影するにはちょっと時間が遅かったのですが
氷点下の空気の中で、きれいなブルーブラックの空が広がっています。
右の大きな木の上に光る星は木星。ジュピターです。
さてこの地域では今、春を呼ぶ「えんぶり」という伝統行事が行われています。
観光客も来る八戸のえんぶりは2月17日から20日まで。
名農のある南部町のえんぶりは8〜9日の土日でした。
これは旧暦の1月15日、つまり小正月の行事で豊作を神様に祈願するものです。
2025年の小正月は新暦だと2月12日。どちらも微妙にずれています。
八戸市は観光資源でもあるため期日は固定。
しかし南部町は観光化された八戸と違い、以前はちゃんと旧暦の小正月に
行っていました。ではなぜ土日にしたのでしょう。
おそらく小中学生への配慮。少子化が進む田舎町では
子どもが参加しないと行事ができないからです。
観光化、少子化。伝統行事といえどもいろいろ影響を受けているようです。
さて昨年の夏、ストックホルムで研究を披露してきた男子は
南部町のえんぶりの伝承者。豊作を祈って雪の上を舞ったことでしょう。

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