唄遊び

昨夜は品川区にある徳之島料理のお店で唄遊びをしてきた。メンツは同じ朝崎一門のＫさん、徳之島出身の若者Ｈ君、そして私の３人だ。
Ｋさんは二年連続某大会で入賞を果たしているし、Ｈ君はシマ唄を初めて２年ちょっとのネセンキャだが超渋い声で唄う実力派。まるでデビュー当時の中孝介のよう。また、途中から参加した諸鈍出身のＮ氏夫妻は亡き祖父のお弟子さんで朝崎一門の兄弟子でもあり、ご主人は内地の民謡大会で「よいすら」を唄って関東一に輝いた実績を持つ唄者。それを見ていた常連さんで宮古出身のオジィがメチャクチャ響む指笛を聞かせてくれたり、そのオジィと一緒に来ていたコザ出身の若者が沖縄三線のテクを披露してくれたりと、とても濃ゆく、またハイレベルの大宴会となった。
途中、隣の焼肉屋のママが見物にきて暫くニコニコと見ていたかと思うと、そのお礼と言ってナムルの盛り合わせを差し入れしてくれたので焼肉大臣の私は大喜び。そして、お店のマスターもママも一緒に楽しんでくれ、差し入れと言ってフルーツ盛り合わせ（ホストクラブみたい！）をご馳走してくれた。どちらも最高に旨かった！ごちそうさま！！

また、マスターが私の亡き祖父に世話になったとお話を聞かせてくれたり、そのマスターとＨ君の出身校が同じだったり、数年前に奄美を旅行中だったＫさんと偶然知り合い、奄美三味線を覚えたいという彼女に私を紹介したのはＮ氏だったり、「世間は狭いよね～」なんて会話の方も大いに盛り上がった。
ライヴや教室とはまた一味違って上手い島料理をつつきながらの唄遊びは本当に楽しい。

※因みにお店は東急大井町線荏原町駅徒歩２分の『磯料理ひろせ』。
メニューは奄美を代表する料理“鶏飯”はもちろん、ゴーヤチャンプルーなどの沖縄料理や刺身など魚介類も充実。全部旨いしリーズナブルっ！
ミックスピザなんてメニューまであった(笑)