ムンカミ日記byコオル兄ィⅢ

ムンカミ(=物噛み)とは奄美地方の古い方言で「物を噛む」=「食べる」という所から転じて「生活」という意味を持つ。

諏訪之瀬島

2006年08月01日 | 奄美シマ唄/三味線
先日仕事で知り合った人から奄美のシマ唄に興味があると話しかけられた。シマンチュですか?と聞くとトカラ列島は諏訪之瀬島の二世だという。

その方のお祖父様はヘビ皮の三味線をこなし、夜な夜な友人を招いては唄遊びに興じていたという。まるでうちの祖父のようですな。

へぇ~、トカラも蛇皮線で奄美のシマ唄をやるんだ...などと感心。八月踊りもあるという。どうやら音楽文化は奄美と同じのようだ。

トカラ列島と言われれば何となくその位置は分かるが諏訪之瀬島は初耳。早速ネットで調べてみると『いゅんみやんみ節』に塩辛の産地としてその名が出てくる悪石島のすぐ北側にある火山の島。

江戸後期の大噴火で無人島と化した後、しばらく無人状態が続き明治時代に奄美の人が入植・開拓したという。
なるほどそれで奄美のシマ唄も人間と一緒に流れ込んだワケだ。

食べ物の事を聞くと油そうめんは無いらしい。食文化は奄美と違うようだ。

海の色は奄美と本土の中間とのこと。
非常に興味深い話だった。

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